ブックタイトル森林のたより 794号 2019年11月

ページ
7/18

このページは 森林のたより 794号 2019年11月 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 794号 2019年11月

瑞浪市の森林づくり●詳しい内容を知りたい方はTEL0572ー68ー9802瑞浪市役所農林課まで瑞浪市の森林づくり施策を紹介します。35わがまちの森林・環境行政慮した伐採を、また里山林整備事業として生活道路沿いの危険木伐採・除去を行い、更に自伐林家型地域森林整備事業により中小規模森林の間伐を行いました。観光景観林整備事業では観光名所となっている中山道沿いで景観の妨げになっていた森林を伐採し、恵那山を望見するかつての眺望を復活させることができました。普及啓発活動「緑の募金」を活用して市の農業祭で苗木の無料配布イベント、また市内林業経営者の協力を得て間伐材を利用したナメ校の児童に里山について知ってもらおうと「里山教室」を毎年開催しています。里山を実際に歩きながら、伐採作業の実演や、里山に生える樹木の紹介、枝打ち・間伐作業体験などの他、間伐材を利用した木工品の製作体験を行いました。瑞浪市の植生は一部を除いてあまり林業・木材産業に向いておらず、市民の森林に対する関心もまだまだ薄い様子が見られますが、今後も啓発活動や森林整備に対して、行政として出来ることを行っていきたいと考えています。【瑞浪市役所農林課日比野吉紘】森林の概要瑞浪市は岐阜県の南東部に位置し、市域面積は17,486ha、そのうち森林面積が12,222haで全面積の約7割弱を占めています。地形的には、市域の多くが丘陵地からなり、典型的な中山間地の特色を示しています。本市は市内に林業経営者が少なく、あまり林業・木材産業が盛んではありませんが、岐阜県森林・環境税等を活用して危険木の除去や間伐、景観に配慮した伐採といった森林の管理・整備を行っています。また、「緑の募金」による寄附金を活用した公共施設の緑化や普及啓発活動を実施しています。その他、市内の林業経営者の協力を得ての木材産業のアピールを市のイベントで行ったり、まちづくり活動の一環として里山に触れる活動を行っている地域もあります。森林・環境税等の活用による森林整備平成30年度の森林管理・整備については、観光景観林整備事業として景観に配コの菌打ち体験や丸太切り競争などのイベントを行い、市民の森林・木材産業に対する関心を高めました。このイベントは毎年行っており、普段馴染みのない、森林を維持するための間伐という作業への理解を市民の方々に深めていただいています。地域の取組市内の山間部に位置し、山林に囲まれた地域である日吉町のまちづくり推進協議会が、その活動の一環として日吉小学観光景観林整備事業による森林整備丸太切り競争ナメコの菌打ち体験まちづくり推進協議会による里山教室MORINOTAYORI7 MORINOTAYORI