ブックタイトル森林のたより 796号 2020年01月

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森林のたより 796号 2020年01月

白鳥林木育種事業地の紹介~森林づくりの縁の下の力持ち~岐阜県には、県営の林木育種事業地が3施設(白鳥、下呂、東濃)あります。これらは、県内にスギ、ヒノキ等の優良種子を供給するための施設です。県内の45%(平成2 9年度版岐阜県森林・林業統計書)を占める人工林の更新には優秀な種苗の確保と供給が不可欠です。これから不定期ですが、岐阜県の森林づくりを支える縁の下の力持ちというべきこれらの施設を紹介していきます。白鳥林木育種事業地は、3施設の中で最も早く昭和27年に開設され、敷地面積は約9ha。現在、スギの精英樹(成長が早い、幹がまっすぐ等優良な性質を有する品種で昭和29年より自生樹から国が選抜したもの)の採穂園、スギ、ヒノキの精英樹の採種園といった優良種苗の他、松食い虫に強い抵抗性アカマツ採穂園、花粉対策に効果的な無花粉スギの採穂園、少花粉スギの採種園も整備され、県内の種苗生産組合や会社等へ種子を配布しています。また、県の名桜樹(淡墨桜、臥龍桜、荘川桜)の採種(穂)園もあり、貴重樹種の保存を行うとともに公共施設等に緑化を計画している団体への苗木の無償配付も行っています。少花粉スギ採種園【山林協会瀬上】統計調査にご協力ください(農林業センサス)農林水産省では、令和2年2月1日現在で「2020年農林業センサス」を実施します。農林業センサスは、農林業の実態を明らかにし、国や都道府県、市町村はもちろん各方面にわたり、広く利用できる総合的な統計資料を得るための調査です。全国の農家や林家をはじめ、すべての農林業関係者を対象に行われる『農林業の国勢調査』ともいうべきものです。皆様のお宅や会社等に調査員が調査に伺いましたら、ご協力をお願いします。MORINOTAYORI 10