ブックタイトル森林のたより 796号 2020年01月

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概要

森林のたより 796号 2020年01月

その後、必要な装備一式は20万円程かけて、揃えられました。高所での作業は、今でも怖いそうですが、慣れて動けるようになったそうです。始めた頃は、仕事の依頼は少しずつでしたが、実施後の状況を見た人の口コミで広がり、昨年の台風被害以降は、依頼が増えているとのことでした。●仕事に対する思い座右の銘にしているのは、亡くなった師匠の言葉「『無極』:自分で極まったと思ったらおしまい。90%しか出来ていないと思い続けろ!」こう思うことで、進歩し続けられるとのこと。また、樹上での作業を他の森林技術者が行っているのを見ていると、ロープを木にかけるのに四苦八苦している状況ですが、服部さんは、いとも簡単に作業されます。このことについても、「プロなので、難しいことも、簡単そうに見せる。」と、とても恰好いい発言をされます。●1番働き方改革が言われる昨今ですが、服部さんは、月26?27日、林業に従事し、休みの日も、木材の仕分け、機械のメンテナンスなど、趣味は仕事といった感じです。また、『やるからには一番を目指す。』とのことで、所有する8tトラックのナンバーは「1」にこだわられています。これからも、林業全般に携わり、木材生産の増加に貢献されるとともに、増加する危険木伐採についてもなくてはならない存在です。特殊伐採等のご用命は、服部さんの携帯(080-1618-5397)まで今回は、森林整備や搬出間伐のほか特殊伐採まで幅広く林業に携わられている『杣匠(そましょう)』代表服部圭佑さんを紹介します。服部さんは、20歳の時に、漁師になるか山師になるか二者択一で、山師になることを決断し、その後は、揖斐郡森林組合で、主に森林整備に従事されていました6。年前、30歳の時に、『これからは、林産へシフトしたい、自分でやりたいことをしたい。』との思いで独立されました。●何でもやります独立後は、『それぞれの仕事の基本の積み重ねが大切で、色々な技術(引き出し)を増やすことで、色々な場面に対応できる。』との思いから、森林組合などから、地拵え、下刈、保育間伐、林産事業を請け負い、従事されてきました。ある林産事業地では、タワーヤーダを使って、尾根から木材搬出をしたような状況であったため、服部さんに聞くと、、「スイングヤーダーで搬出した。どれだけワイヤが巻いてあるか確認してみたかった。逆回転し始めるまで伸ばしてみた。200mはあったかもしれない。」と、パワフルな答えが返ってきました。●特殊伐採独立と同時に、特殊伐採にも、興味を持たれ、経験者に師事し、徐々に技術を身につけられました。木登りに必要なスパイクは師匠からいただいたそうですが、地域の人●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー214ー740岐8阜農林事務所まで服部圭佑さん『特殊伐採もやります』~神社仏閣、民家横などの危険木伐採は任せろ~【岐阜農林事務所田中郁男】岐阜市秋沢在住杣匠(そましょう)代表服部圭佑さん装備一式を装着して伐採中大径木の伐採MORINOTAYORI 16