ブックタイトル森林のたより 799号 2020年04月

ページ
15/22

このページは 森林のたより 799号 2020年04月 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 799号 2020年04月

令和元年度岐阜県令和2年2月14日、関市わかくさプラザ多目的ホールにおいて、令和元年度岐阜県治山林道研究発表会を開催しました。当日は約140名が参加し、治山部門で4題、林道部門で3題の発表があり、いずれも今後の森林土木技術の向上が期待される充実した内容でした。本会は、治山研究会員、林道研究会員が、治山、林道事業の業務に携わる中で直面する課題について、調査、研究した成果を発表するもので、治山研究会と林道研究会の合同となりました開催としては今年度で21回目、個別では治山研究発表会が55回目、林道研究発表会が48回目となりました。また、発表終了後には、森林研究所の臼田専門研究員から「平成30年7月豪雨により岐阜県で発生した山地災害の特徴」と題した特別講演がありました。本会の最後には、審査委員長である国立大学法人岐阜大学名誉教授の木村正信氏から、改善点を含めた研究発表内容に対する講評の後、治山、林道両部門の最優秀賞及び優秀賞の表彰がありました。治山研究発表課題【最優秀賞】課題所属発表者門洞地区における災害復旧事業の課題と対応について下呂農林事務所鍋倉賢二平成30年6月の梅雨前線豪雨により下呂市萩原町内で発生した土石流災害に対し、下呂農林事務所が土木事務所、下呂市、JR等と行った連絡調整や復旧方針の検討について、展開と課題を検証した。【優秀賞】課題所属発表者治山事業PRについて揖斐農林事務所堀部一希清水勝樹治山工事は砂防工事と間違われることが多く、治山のことはまだまだ認知されていないことから、治山事業実施に必要な地域住民の協力や理解を得るため、治山事業のPR活動を行った事例を報告した。【優秀賞】課題所属発表者大規模崩壊地の復旧に向けて中濃農林事務所小山凌平松原智平成30年7月豪雨により、関市板取滝波地区において大規模な渓流荒廃及び山腹崩壊が発生し、その復旧に向けて国、県、市が協議を行い、民有林直轄治山事業にて対応することとなった事例を報告した。【優秀賞】課題所属発表者中津川市茄子川地区における防災対策向上への取り組み恵那農林事務所福井雄希事前防災・減災対策におけるソフト対策強化という課題に対し、中津川市茄子川地区で実施している森林整備や治山事業状況と、地域振興財団と行政とが共同で実施した活動について、成果等を報告した。会場の様子治山部門表彰林道部門表彰15MORINOTAYORI