ブックタイトル森林のたより　799号　2020年04月

概要

森林のたより　799号　2020年04月

100年先の森林づくりシリーズ13第３期岐阜県森林づくり基本計画(H29～H33)では、望ましい森林の姿へ配置転換する「１００年先の森林づくり」、林業経営を重視した「生きた森林づくり」、環境保全を重視した「恵みの森林づくり」に取り組んでいます。これらの取組状況について、隔月連載でご紹介します。◆地産地消型木質バイオマスエネルギー活用プロジェクト木質バイオマス利用に向けた支援地産地消型の木質バイオマスエネルギー活用による環境にやさしいまちづくりへの支援のため、公共施設等への木質資源ボイラーやストーブの導入を進めています。令和元年度は、恵那市内において、農業施設へのボイラー（１台）整備や、小学校等へのストーブ（２０台）の整備に支援をしました。また、未利用材の利用を推進するために、美濃市内において県内の木材生産業者等(５５名)を対象に研修会を開催しました。さらに、県内の森林（民有林）に放置されている未利用端材を燃料利用する場合に限り、森林内から燃料加工施設への積込運搬に係る経費（1,000円／t）を支援し、未利用材の搬出を促進しています。地産地消型木質バイオマスエネルギー活用プロジェクトペレットストーブ(下呂市)未利用端材等搬出状況（郡上市）地産地消型木質バイオマスエネルギーの活用を進めるため、燃料の安定供給体制を構築するとともに、地域分散型の木質バイオマス利用施設を整備し、地域内で資源の循環利用ができる体制を整備するプロジェクトです。【県産材流通課兼定孝生】●詳しい内容を知りたい方はT EL０５８-２７２-８４８３県産材流通課まで森のジョブステーションぎふ主催「森のしごとセミナー」を開催しました！1/12(日)「森のジョブステーションぎふ」単独主催として初の試みとなる「森のしごとセミナー～森と働く、森林と暮らす～」を名古屋駅前のウインクあいちで開催しました。セミナーでは林業を題材とした映画《WOOD JOB！～神去なあなあ日常～》のプロデューサーの深津智男さんによるウッジョブ誕生秘話・撮影秘話など、多岐に渡って貴重なお話を伺うことができました。続く、森林技術者トークセッションでは、岐阜県内で活躍中の森林技術者の皆さんに登壇していただき、林業の世界に入った経緯、林業の魅力、現場の生々しい話に加え、林業に興味がある方に向けてのアドバイスなどをお話しいただきました。そして、県内各地から出展いただいた林業事業体、市町村、農業、移住、森林文化アカデミー等の関係者相談ブースにも、終始、熱心に相談をされる来場者の方々が数多く見受けられました。その他、ぎふの木を感じていただけるブースやワークショップなどもあり、おかげさまで多数の方々にご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。関係者の皆様におかれましては、ご協力いただき誠にありがとうございました。今後も、岐阜県の林業における担い手の確保に繋げていくため、こうした様々な機会を設けていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。セミナーの様子森林技術者トークセッション林業就業相談ブース郡上木履ワークショップ飛騨五木ワークショップ林業女子会＠岐阜ブース3MORINOTAYORI