ブックタイトル森林のたより 800号 2020年05月

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概要

森林のたより 800号 2020年05月

森林総合教育センターmorinos施設の経緯森林総合教育センター(以下、morinos(もりのす)とする)は、「ぎふ木育30年ビジョン」の実現に向け、幼児から大人まで「すべての人と森をつなぎ、森と暮らす楽しさと、森林文化の豊かさを次世代に伝えていく」施設です。林業先進国であるドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州において、多くの市民が森林への理解を深める場所である「森の家」という意味の「ハウス・デス・ヴァルデス」を参考に、森林教育の総合拠点として整備しました。施設全景施設の概要場所美濃市曽代地内森林文化アカデミー内構造木造平屋建て延床面積129m2木材使用量約94m3(県産材:100%)隈研吾氏による指導・助言建築家の隈研吾氏からは、基本設計案の指導、施工図面に関する指導等を受け、昨年12月には森林文化アカデミー内の建設現場にお越しいただき、直接、現地で床材について周辺との統一を図るなどの指導や助言をいただきました。建設現場で指導する隈研吾氏森林教育プログラム施設の特徴建物正面には、施設の象徴として、訪れた誰もが印象に残るよう、県産材丸太の柱を「V字形」に配置し、建物のアクセントとしています。この「V字柱」は、アカデミー生により、演習林から伐採・搬出した木材で造られています。また、アカデミー演習林の土を用いて、著名な左官職人の挾土秀平氏にシンボル壁を塗って頂きました。施設内には子どもから大人までが森林教育プログラムを体験できるオープンスペースや利用者が自由に過ごすことができるカウンタースペース、いつでも誰でも楽しむことができる図書・談話スペースなどを備えており、誰もが気軽に利用できます。演習林で伐採するアカデミー生森のこけこっ子キャンプ小学生を対象とした体験キャンプを通じて自然の接し方、楽しみ方を学ぶ森林教育プログラムロゲイニングinみの成人グループや家族を対象に地図上のチェックポイントをチームで協力しながら制限時間内に探し出し得点を競う森林教育プログラム森林教育プログラムの開発・実践森林文化アカデミーでは、令和元年度は、教育機関、指導者、一般向けなど対象者別に44種類の森林教育プログラムを開発・試行しており、今年度からはmorinosを拠点として本格的に森林教育プログラムを提供してまいります。この「森の入り口」ともいえるmorinosに森林教育プログラムの参加者が集い、すべての人が森の豊かさや楽しさを学ぶ森の体験を広め続けていきます。皆さんもmorinosに足を運び、岐阜県の森や木の素晴らしさに触れてみませんか。※新型コロナウイルス感染拡大により、5月15日の開所を延期しました。ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。【問い合わせ先】●森林文化アカデミー森林総合教育センター研修係TEL 0575-35-3883(直通)3 MORINOTAYORI