ブックタイトル森林のたより 801号 2020年06月

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概要

森林のたより 801号 2020年06月

「白山白川郷ホワイトロード」が部分開通予定白川村と石川県白山市を結ぶ山岳有料道路「白山白川郷ホワイトロード」は、6月下旬に部分開通(岐阜県側の馬狩料金所から三方岩駐車場(県境)までの区間)の予定です。白山国立公園特別保護地域の山岳地帯を通過するホワイトロードから望める壮大な山々の風景や、渓谷から吹き上がる冷涼な空気が、爽やかな世界を感じさせてくれます。ブナのこみちの散策や、三方岩岳へのトレッキングなど、ホワイトロードの大自然をぜひお楽しみください。通行料金軽自動車普通自動車マイクロバス1,100円1,300円4,000円大型バス8,800円※三方岩岳トレッキング※開通区間により、通行料金が異なります。詳しい情報は下記「お問い合わせ先」にお尋ねいただくかホームページでご確認ください。お問い合わせ先閉鎖期間中:公益社団法人岐阜県森林公社高山出張所TEL 0577-33-1111(内線276・277)開通期間中:白山林道岐阜管理事務所TEL 05769-6-1664http://hs-whiteroad.jp/※ブナの小道東濃桧採種園の紹介~森林づくりの縁の下の力持ち~最終1月号から、林木育種事業地の紹介をしてきました。今回は、最後の東濃桧採種園を紹介します。東濃桧採種園は、3箇所の林木育種事業地の中で最も新しく、岐阜県が誇るブランド材「東濃桧」の産地銘柄化を促進するため、その種子の採種と配付を目的として昭和60年に設置を決定し、昭和62年から用地取得、土地造成、土壌改良等を行い、平成7年に開園しました。敷地面積は約10haで、採種園は約7ha。平成22年から種子の採種を開始し、種苗生産組合に出荷しています。(令和元年度産種子採種量6kg)ブランド材「東濃桧」の主な特徴は、1幹の形状が通直(まっすぐ)で真円で年輪幅が均一(2~3mm)であること、2芯材がピンク色で艶があり、香りが高い、3材にねばりがある等高級建築材としての魅力を有しています。最近では、名古屋城天守閣の木造復元において重要な部分に使用されることが決定、147年ぶりに復元された鹿児島市の鶴丸城の御楼門の2階部分に使用、東京オリンピック・パラリンピックの選手村ビレッジプラザでの使用等全国的にも高い評価を得ており、東濃桧採種園の役割には大きな期待が寄せられています。【山林協会瀬上】東濃桧採種園の種子状況MORINOTAYORI 6