ブックタイトル森林のたより 802号 2020年07月

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概要

森林のたより 802号 2020年07月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0585ー23ー1111揖斐農林事務所まで治山、林道の各研究会では、日頃の業務で直面する課題について、調査・研究を行っています。今年2月に行われた発表会で発表された研究課題を紹介します。治山事業PRについて揖斐農林事務所堀部一希説明会では、言葉や資料だけでなく、ドローンで空撮した動画や実際の災害を記録した映像を流したり、クイズや質問等による対話形式で行いました。見学、体験では、施工業者にも協力していただき、現場で実際に使用している器具や重機の操作を体験してもらいました。実際に構造物に触れてもらい、どんな目的でどのように作られたのかを説明しました。PR活動の効果今回行ったPR活動には様々な効果がありました。地元住民への説明会では、実際に地元で実施した工事を知っていただくことで治山工事に対する理解が深まりました。また、小学生に対しては対話形式にしたことで積極的にコミュニケーションをとることができ、児童からは様々な質問をいただきました。見学、体験では、小学生は治山施設に触れるのは初めてのことで、とても興味津々の様子でした。工事で使用されている器具や重機の体験の際も我先にと、とても積極的な姿勢が見られました。今後の改善点今回のPR活動で2つの改善点が見つかりました。1つ目は、治山と砂防の違いを理解していただくことが難しく、多くの方が同じものだと思われていたことです。そこで今後は、治山と砂防の違いというところに重きを置き、より分かりやすいPRをしていこうと考えています。2つ目は、現場体験が一般的な土木工事のPRの様になってしまった所があったことです。治山の特徴的な面がより伝わる工夫が必要と感じました。まとめ今回のPR活動を通して、よかった点と改善点が見つかったので、今後はさらに工夫を重ね、より良いPR方法を模索したいと考えています。今回は2つの小学校と地元住民を対象に活動しましたが、今後はさらに幅広い年代の方にPRをしていき、治山事業の活性化につながるよう活動を続けていこうと思います。最後に、今回の活動に協力していただいた、施工業者の方々、学校の先生方、地元自治会の皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。はじめに治山事業は砂防事業と混同されている場合が多く、一般的にはあまり認知されていません。そこで、この一年間で地元住民や若い世代の方に治山事業を理解していただくためにPR活動を行いました。PR活動の概要今回行った活動は、2つの小学校と地元住民を対象にした室内での説明会座学と屋外での見学や体験です。地元住民への説明小学校での質疑応答測量機器の体験▲治山施設の説明▼重機体験MORINOTAYORI11 MORINOTAYORI