ブックタイトル森林のたより 803号 2020年08月

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概要

森林のたより 803号 2020年08月

図1組織培養で育成された益田5号の山行苗図1組織培養で育成された益田5号の山行苗発根した培養物をセル培地へ移植プラスチック容器内に設置ポリメチルペンテン製フィルム(11μm厚、通気性有)で上面被覆図図2 ???セル培地培を地用をいた用順いた化順化を紹介します。おける発根以降の技術開発と今後の課題用土を熱成型したヤシ殻主体の固化培地し行田た苗。(5号今図(回以は1)下、を、「益育益田成田5号の培養苗育成に次の過程に進めませんでした。そこで、できるようになりま5号」という)の山し田、培5号養の物順の化枯を死検や討雑し菌てのき発ま生しにたよ。しりか、培養により岐阜県産少花粉ヒノキ品種益菌の少ない人工土壌を用土に用いて、益てきました。その後、研究が進み、組織当所では、これまでパーライトなどのや組織培養における発根の検討を紹介しる順化という工程が必要です。724(2014年1月)号で、さし木器外の有菌かつ乾燥した環境へ適応させて、本誌695(2011年8月)号と育成するには、用土へ移植して、培養容ています。これまでにその取り組みとし組織培養で発根した培養物を山行苗に効率的に育成するための技術開発を行っ1セル苗化による順化阜県産少花粉ヒノキ品種のクローン苗を花粉症を軽減するため、当所では岐1.技術開発のポイント森林研究所●茂木靖和組織培養による山行苗育成岐阜県産少花粉ヒノキ品種益田5号の花粉症の軽減を目指してⅢ根「有」の培養物(全体の65%)のみをか無かったかに分けてみたものです。発●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所までを、順化開始時の培養物に発根が有った苗率図(セ5はル、苗全獲培得養数物÷を供順試化数し×た時1の0セ0ル)考えています。低減を図り、実用化に繋げていきたいともセル苗を獲得できます。開発を積み重ねることで苗生産コストのしましたが、未発根の培養物を順化して紹介したような労力の軽減に繋がる技術1では発根した培養物を順化の対象に今後は、育成期間の短縮や前段の2で2組織培養での発根にこだわらない組田が必5号要ので山す行。苗育成においても同様の取りました。に向けた技術開発が進められており、益た地上培をが養使生物用存をすし効るて率こい的とまにでし順、た化益(で田図きる5号4)よの。う発セに根ルなし培や生産コスト低減のため、1年生苗生産実生のコンテナ苗は、需給調整の円滑化成期間を要しました。現在流通している行ったところ、125日後時点で9割以ル苗をコンテナへ移植してから2年の育ミスト室でセル苗を用いて山行苗育成を今回紹介した益田5号の山行苗は、セその後、コンテナ苗に育成するため、(図3)を獲得できました。2.今後の課題度でセル培地表面に根が発生したセル苗1順化を行った(図2)ところ、1ヶ月程(以下、「セル培地」という)に変更して図?コンテナへ図4コンテナへ移植後のセル移植苗後の生育状況セル苗の生育状況セル苗率???順化開始時発根有???セル苗率???発根無???0% ? 20% ?? 40% ?? 60% ?? 80% ?? ??? 100%(?)図5全培養物を順化した時の順化開始時における発根の有無別セル苗率図5全培養物を順化した時の順化開始時における発根の有無別セル苗率ら、労力軽減の点でも有効です。に対する繊細な作業が不要になることかは、セル培地移植時の根の調整や折損図3セル苗図???セル苗発根「無」の状態で行う培養物の順化32mmとか体のら、セ35%ル)苗か率らはもセ85%ル苗にを向獲上得しでまきしるた。こどまりましたが、発根「無」の培順化した場合には、セル苗率は養物60%(に全と13MORINOTAYORI