ブックタイトル森林のたより 803号 2020年08月

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概要

森林のたより 803号 2020年08月

今回は腐朽しないことを前提とした検容易ですが、腐朽するのが最大の欠点。▲木製アスカーブ破損状況影響する面積も狭く資材調達や施工性も次表にあるように、木製アスカーブは、プ)、比較のための木製アスカーブです。ブ(アスファルトを使用した小断面タイした工法は、地先境界ブロック、アスカー考慮し代替案の検討を行いました。検討今回の調査結果を踏まえ、施工条件を工法選定査を行いました。された延長約二kmの区間において現地調使用は難しいと感じました。いる平成九年から平成十三年度迄に開設は問題となりませんが、現在の状況での開設済区間のうち、破損が確認されて利用は、十分な維持管理が行える状況でかと考えています。路面における木材の木製アスカーブの状況ことで腐朽が促進されているのではない木製アスカーブが水の影響を受け続ける木製アスカーブと接するように溜まり、を施工しています。伐材を利用した木製アスカーブや木伏工まこすれ。は、路面水により運ばれた土砂が基幹道です。この林道では、開設時に間及んでおり、調査区間の一割を占めていとを結ぶ全体計画延長約三十三kmの森林ました。破損箇所の延長は約二百mにもこの林道は、加茂郡白川町と中津川市間や外カーブにおいても破損が確認されでの破損が多くみられたほか、急勾配区尾城山線の概要調査では、縦断勾配が比較的緩い箇所恵那農林事務所宮腰博幸軽減に配慮した取組について尾城山林道における維持管理の表会で発表された研究課題を紹介します。ついて、調査・研究を行っています。今年2月に行われた発治山、林道の各研究会では、日頃の業務で直面する課題に必要があると感じています。材の取替が生じない工法の採用を考えるを極力軽減する、すなわち破損による資事業期間も長く、完成後の維持管理負担ます。林道工事は、全線完成するまでの十分に確保することは難しい状況にありは、林道の維持管理に係る人手や予算を林道を取り巻く情勢も変化し、現状でより、取替等の作業が必要となります。り、風雨にさらされ腐朽します。これに林道における木材利用は屋外使用となじました。管理では、以下のような課題があると感今回の調査結果を踏まえ、林道の維持維持管理の課題工法選定?案を施工単価・腐食に強い・資材調達・施工性・影響幅に注目し工法を選択。施工単価×2,431円/m△2,051円/m〇1,055円/m腐食に強い(経年劣化による)○腐食しない×腐食する〇腐食しない資材調達○容易○容易〇容易施工性×案3を採用・製品の長さが短く手間がかかる・カーブ施工が難しい・固定が難しい△比較的容易影響幅△????○????×????判定項目【参考】路面との高さ名1地先境界ブロック2木製アスカーブ3アスカーブ(小断面)△???? ???? ????×称▲・公共工事ではあまり使用されない規格・カーブ施工が難しい◎した。普通のアスカーブと遜色のない施工性でいた施工性も専用機械が使用出来たため、面)を選定し、施工しました。難点として単価が最も安価となったアスカーブ(小断討のため、資材調達が容易であり、施工●T詳EしLい内0容5を7知り3ーた2い方は6ー11恵1那1農林事務所までげます。し、協力いただいた方々にお礼を申し上最後になりましたが、今回の研究に際を調査していきたいと考えています。ことから、今後も引き続き施工後の状況カーブの施工後の検証までできていないま今し後たへ。の課題としては、小断面のアス係なく木製アスカーブの破損が確認され今回の調査では、縦断勾配やカーブに関ことは重要であると考えます。しかし、林道工事においても、木材を利用するまとめ・今後の課題MORINOTAYORI 8