ブックタイトル森林のたより 805号 2020年10月

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概要

森林のたより 805号 2020年10月

ずつ五年間行った「実施区」の状態と考えられました。年間省略した「省略区」と、年一回ノキの伸長低下にはつながりにくいナ苗を植栽し、植栽後の下刈りを五たとえ下刈りを全くしなくても、ヒ容量三〇〇ccのヒノキ二年生コンテと同等以上であった(図2a)ため、郡上市八幡町の再造林地に、根鉢た。また、省略区の樹高は、実施区て枯れた植栽木はありませんでし雑草木からの被圧の状態省略区では、雑草木の被圧によっ過について報告します。ヒノキの成長への影響合の雑草木の状態やヒノキの成長経して、一度も下刈りをしなかった場ていきました(図1)。ここでは、その最も極端な事例と(側方被圧)の程度は急速に高くなっか。時に雑草木による横方向からの被覆長にはどんな影響があるでしょう略区ではどんどん大きくなり、同下刈りを省略したとき、ヒノキの成区では小さくなっていった一方、省施する必要があります。それでは、しかし、雑草木の高さや量は、実施長や雑草木の性質に即した方法で実は、両区とも早々に解消されました。下刈りを省力化しつつ、植栽木の成が雑草木に覆われた状態(上方被圧)ります。確実な再造林のためには、わずかでした。また、ヒノキの梢端者の肉体的負担が大きい作業でもあ性種(アカメガシワ、アオハダ)はな作業である半面、経費負担や従事ロモジやキイチゴ類)が多く、高木の造成にとって、下刈りは大変重要造林地の雑草木には低木性種(シ木材生産を目的とする一斉人工林を比較しました。森林研究所●渡邉仁志ヒノキの成長を考える下刈りを省略した場合のす。き続き観察していきたいと思いま栽木に対する下刈り省略の影響を引ケジュールをご提示できるよう、植要があります。その適切な頻度やスあった効率的な下刈りを計画する必競争が本格的になる前に植栽木の成長経過、現場にりません。したがって、雑草木とのる下刈りの完全省略は現実的ではあこのように、実際の事業地におけとが分かり大成長に対から、下刈後も続くとノキと雑草の高さや量した。省略細くひ・ょ・ろ・植栽木は間た(図2bり、その差は年目以降に実これに対し◆ましり予木が区ひ・伐)植し栽て木の想のと被増覆で方ょ位。・が数の年推そ施移た、強省のはろ遅々◆さ加・。の区根い略れ横し、にれ拡影は引なた結がの元ま方ていきっと果っ方直◆響、す向をヒ。のる続てき、てが径及ノこ競たきしの省い大はぼキの争め雑まよ略きき植すのこが、草いう区まく栽こ肥と今ヒ木まにのしな三植栽木の被覆植方栽位木数の被推覆移方位数の推移●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所まで樹高????????樹高???省略区????根元直実径施省区略区実施区省略区実施区省略???区??省???略区???実施区実施区??????? ???????????? ??????????? ??????????? ???? ?? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ???? ? ? ? ?被圧の程度被圧の程度????被圧の程度??? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?? ? ? ???? ? ? ? ? ? ? ?? ? ? ? ? ?(年)? ? ? ? ?(?年()年)(年)(年)(年)本数割合???直径????図中のひげは標準偏差を示す。本数割合???図2植栽木の成長経過本数割合???図1植栽木の側方被圧方位数の推移13MORINOTAYORI(年)(年)