ブックタイトル森林のたより 808号 2021年1月

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概要

森林のたより 808号 2021年1月

林野庁長官賞受賞!!令和2年度木材利用優良施設コンクールこれまで、このコーナーでは、令和2年7月22日に岐阜県立森林文化アカデミーにオープンした森林総合教育センター(愛称morinos)で実施しているプログラムについてご紹介してきましたが、今回は、木材利用推進中央協議会が公募した「令和2年度木材利用優良施設コンクール」において、morinosが「林野庁長官賞」を受賞しましたのでご紹介します。モリノス当コンクールは、過去5年以内に建設された全国の木材利用施設が対象で、今年度は76施設の応募がありました。選定▲morinos外観▲賞状施主、設計者、施工者が連名で受賞方針は「木材利用分野の拡大や地域材の有効活用等の観点から、優れたデザイン性や、木材の特性を活かした魅力ある施設を選定」するというもの。内閣総理大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、林野庁長官賞、木材利用推進中央協議会会長賞などの各賞があります。(受賞施設の詳細等は木材利用推進中央協議会HPでご覧ください。http://www.jcatu.jp/commendation/12_list_detail.html)多くの木材を利用した大規模木造施設や、地域全体の木材利用の仕組みづくりに取り組んだ、などの表彰理由が多い中、建物のデザイン性とともに、学生が構想の段階から計画し、意匠設計・構造計算も行ったこと、morinosの象徴ともいえる丸太柱の伐採・運搬を森林文化アカデミーの演習林内で学生が行うなど、独自の取組みが評価され、延べ床面積129m 2という小規模な施設であるmorinosが選定されたことは大変うれしく、ありがたいことです。▲学生によるデザインワークショップ(隈研吾氏指導)morinosは、「すべての人と森をつなぎ、森と暮らす楽しさと森林文化の豊かさを次世代に伝えていく」をコンセプトに、多くの方々が関わり、森林とのつながりを体験できるよう活動をしていますが、建物自体にも、森林文化アカデミーの学生・教員のほか、建築家の隈研吾氏や高山市の左官技能士の挾土秀平氏など、多くの方々が関わってつくられたストーリーがあります。ぜひ一度遊びに来て、建物にまつわる森林文化や森と人とのつながり、細部にわたるこだわりなど、スタッフに尋ねてみてください。きっとたくさんの面白い話が聞けると思いますよ。morinosHPでそのストーリーの一部を公開していますので是非ご覧ください。▲学生・教職員らによる丸太柱の伐採三紐伐り(みつひもぎり)▲▲morinos内装挾土秀平氏による左官壁制作●morinosがうまれるまでhttps://morinos.net/what-is-morinos/to-built-up/●morinos秘話https://morinos.net/what-is-morinos/about-facility/(森林文化アカデミー森林総合教育センター技術主査鈴木知之)ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YOU TUBE検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日13 MORINOTAYORI