ブックタイトル森林のたより 808号 2021年1月

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概要

森林のたより 808号 2021年1月

第60回治山研究発表会に参加しました。治山研究発表会は、治山事業の発展に資することを目的に、全国の治山事業関係者が集い、日頃から研究してきた技術研究等の成果を発表する場です。例年は東京都内の会場において開催されていますが、第60回治山研究発表会(主催:治山研究会、事務局:林野庁治山課)は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、令和2年11月5日~16日にかけてWEB研究発表会用の特設サイトにより、オンライン上で開催されました。今回の発表会では4部門、全37項の発表があり、岐阜県からは下呂農林事務所鍋倉技師が「山地災害からの復旧対策、事前防災等における取組」部門で、「門洞地区における災害復旧事業の課題と対応について」を発表しました。この部門では、治山ダムによる流木災害対策や、過去の災害における被災状況調査、また、災害時におけるドローンや航空レーザ測量データの活用など、幅広い分野の研究成果が発表されました。発表動画は特設サイトにおいて24時間何度でも視聴可能であったため、分からない部分は繰り返し視聴することで理解を深めることができ、従来とは異なるオンライン上での開催の長所を実感しました。この発表会が治山事業関係者の励みとなり、これからも治山事業の発展のため研鑽されることを期待します。写真特設サイトでの発表動画の視聴【治山課後藤謙宜】●詳しい内容を知りたい方はTEL058 ー272ー1111内線(3167)治山課まで令和2年度第59回治山研究会中部支部技術(設計・積算)検討会を開催しました。治山研究会中部支部は、中部森林管理局と中部8県から構成され、毎年、技術(設計・積算)検討会を開催しています。技術(設計・積算)検討会では、「治山技術の発展・向上のための取組課題」と「設計・積算歩掛調査等の課題」を中部森林管理局・各県が持ち寄り、情報交換や解決に向けた討議を行っています。本年度の検討会はもちまわり順により、岐阜県治山課が主催しました。なお、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、開催方法に関して関係機関にアンケート調査を実施のうえ、会議形式での開催を取りやめ、書面による開催としました。書面検討会では、日頃の設計業務に関する疑問や各県の方針に関する課題が出され、それらの取組状況について、情報交換を行いました。これにより、中部森林管理局・各県の取組状況について情報を得るとともに、本県の取組状況を客観的に見ることもできました。例年とは異なり、実務担当者同士の対面での交流はありませんでしたが、今後の業務遂行にとって有意義なものとなりました。来年度は石川県において開催されます。間詰工(袖囲い)の施工方法に関する岐阜県からの事例紹介【治山課後藤謙宜】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3167)治山課まで15MORINOTAYORI