ブックタイトル森林のたより 810号 2021年3月

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概要

森林のたより 810号 2021年3月

Q現在の活動にやりがいを感じますか?林業に携わることは楽しいです。男性と比べて体力的に大変な時もありますが、やり終えた時はいつも達成感があり充実しています。Q今後はどんな活動をしていきたいですか?人と森林をつなぐ仕事もしていきたいので準備を進めています。4月以降には手作りしたハンモックで森の中でのんびりするアクティビティの開催を予定しています。その他、グリーンウッドワークやブッシュクラフトなども企画して地域や都市部の人たちを集めて交流していきたいと思っています。まっすぐな目でさわやかに語る三宅さん。地域おこし協力隊の任期終了後も白川町で林業を続けていきたいとのこと。三宅さんを中心にベテラン、若手ともバイタリティある協議会のメンバーの熱心な活動により、白川町の森林整備が進むことを願います。【可茂農林事務所河原多美子】ます。メンバーは20、30代の若手から70代まで幅広い世代にわたり、また、業態も一人親方、事業体、会社組織などさまざまです。特に若手のメンバーは熱心で、研修会などで集まると、いつまでも林業について熱くあれこれと語りあい、ほんとうにみんな林業が好きなんだなと思います。Q協議会はどんな活動をしていますか?林業技術者を育成する指導者を養成するための研修の開催、林業技術者を育成するための研修、新規就業者に対するチェンソーや防護服など装備への支援、安全講習などの受講に対する支援、協議会メンバーの情報交流のための現場見学会の開催などを企画しています。令和2年度は、コンパス測量や森林経営計画制度研修会、神宮備林などの現地見学会など数ケ月1回ほど技術の研鑽と交流する場を企画しています。白川町は岐阜県の中東部に位置し、森林面積は町土の88%、そのうち人工林は61%を占める東濃ヒノキの産地です。町内には生産、流通、加工、建築が集結した林業・木材産業の拠点があり、一貫した連携体制をとっています。しかし、人口減少や高齢化により林業従事者が減少していることから、新規従事者の確保・育成が課題となっています。こういった事態を打破するために、白川町では、林業技術者とその指導者の養成を目的として令和元年6月に白川町林業担い手育成協議会(以下「協議会」と表記)が設立されましたこ。の協議会の事務局を担当しておられるのが、令和元年8月より地域おこし協力隊として白川町に赴任した三宅佳奈恵さんです。今回は三宅さんにお話しを伺いました。Q白川町に赴任することになったきっかけは?キャンプなどアウトドアや体を動かすことが好きなことから参加したボランティア団体の間伐作業をきっかけに林業に従事したいと思いました。農林業の新規就業のイベントに参加したところ、森のジョブステーションの紹介から、白川町で地域おこし協力隊として新規林業従事者を募集していることを知り、希望する条件にもあったので、赴任することになりました。Q普段はどんな活動をしていますか?協議会の指導者から伐採、作業道の作設、架線の架設など指導を受けながら林業に従事しています。また、協議会の事務局として東濃ヒノキ白川市場協同組合に席を置き、研修会の実施や会員への連絡など事務の仕事もしています。Q協議会のメンバーは?東濃ヒノキ白川市場(協)加藤一昭さんを設立発起人として、賛同者22名で設立してい地域の人●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー25ー3111可茂農林事務所林業課まで伐採作業をする三宅佳奈恵さん白川町林業担い手育成協議会『林業を志して!』三宅佳奈恵さんみやけかなえ協議会メンバー:神宮備林視察研修会にて指導者フォローアップ研修森の中で使うハンモックを手づくりMORINOTAYORI15