ブックタイトル森林のたより 811号 2021年4月

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概要

森林のたより 811号 2021年4月

国有林の現場から54岐阜森林管理署のお仕事写真は貸付地調査のため森林官と共に現地へ赴いた際のものです。実際に貸付している現地に足を運び、適正に管理されているかを調査しました。現在、国有林境界標確認のための測量をしたり、木材市場の動向調査をしたりと、担当以外の業務にも携わる機会を頂いています。知らないことも多く力不足を痛感する毎日で飛騨川、長良川、揖斐川流域の国有林を管理する岐阜森林管理署は下呂市小坂町にあります。今回は、昨年4月に新規採用された2人に森林管理署の仕事を紹介してもらいます。●総務グループ(Kさん)岐阜森林管理署では、管内32市町村のうち下呂市、東白川村、七宗町、岐阜市、美濃市、山県市、関市、郡上市、本巣市、揖斐川町に所在する国有林を管理しています。「国民の森林」として適正に管理するとともに、森林の公益的機能を発揮することで地域に貢献できるよう業務に取り組んでいます。総務グループは、主に労務管理や公文書管理を行う総務担当、物品管理や支出・収入手続を行う経理担当、国有林野の貸付や立入等の許可事務等、主に土地に関する許認可事務を担う管理担当の3つに分かれています。害等に遭わないよう対策をするほか、低コスト造林の試験なども行っています。森林ふれあい担当は主に森林環境教育や林業体験などのイベントに関する業務を行います。令和2年度は新型コロナウイルスによりすべて中止となってしまいましたが、今年度は多くのイベントが開催できることを願っています。資源活用担当は主に木材の生産販売に関する業務を行います。買い手の需要に合わせた木材を供給するため、販売する市場や事業者の方と相談しながら、生産事業で山から切り出された木材を販売します。(岐阜森林管理署)すが、国有林を適正に管理ができるよう業務に励んでまいります。●業務グループ(Nさん)業務グループでは主に森林整備に関わる業務を行っています。グループ内では土木、経営、森林育成、森林ふれあい、資源活用の5つの担当に分かれており、各担当と連携しながら国有林を整備しています。土木担当は主に林道の維持管理に関する業務を行います。林道は業務グループをはじめ山に入るすべての人が利用するため、林業を行っていく上で必要不可欠な担当です。経営担当は主に流域毎の森林計画に関する業務を行います。岐阜署管内には飛騨川・長良川・揖斐川の3流域があるため、ドローンなどの機械を用いてデータを取り効率的に計画を作成します。森林育成担当は主に皆伐後の植え付けや保育に関する業務を行います。苗木が病虫害やニホンジカなどの食▲継続貸付調査の様子(向かって後列左が本人)▲列状間伐を空撮▲赤沼田天保林MORINOTAYORIMORINOTAYORI 1818