ブックタイトル森林のたより 811号 2021年4月

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概要

森林のたより 811号 2021年4月

100年先の森林づくりシリーズ19第3期岐阜県森林づくり基本計画(H29~H33)では、望ましい森林の姿へ配置転換する「100年先の森林づくり」、林業経営を重視した「生きた森林づくり」、環境保全を重視した「恵みの森林づくり」に取り組んでいます。これらの取組状況について、隔月連載でご紹介します。◆100年の森林づくり計画実践プロジェクト「林業事業体の経営体質強化研修」について11月27日に「10年後の組織のあり方を考え目の前の組織を変えていくための研修」~中小規模の組織が10年後も残り続けていくためには~をテーマに、金属加工や自衛隊など多様な業界から6名の講師をお招きした研修会を開催しました。本研修会は、林業事業体の経営体質強化を図り、人材の確保・育成・定着につなげることを目的に、県内林業事業体の経営者層や班長等の現場管理者向けに実施したものです。今回はコロナ対策として、換気や消毒を行い、受講者間の距離をしっかりと保つなど、徹底した対策の下で研修会を開催しました。講義は、事業体の中心となる経営者や班長の役割について、経営方針や人材育成、現場管理方法などの具体的な事例を交えたわかりやすい内容で進められました。参加者からは、組織の核となる経営理念の設定や、社員間でアプリを活用した作業状況の共有方法など、今後の業務の参考になるような話を聞くことができ、大変有意義であったとの感想がありました。また、盛んに意見が交わされ、予定時間では収まりきらないほどの充実した研修会となりました。県においては、「第3期森林づくり基本計画」や「林業の新たな担い手確保・育成方針」に基づき、森林技術者の確保に取り組んでいますが、林業事業体の経営強化に不可欠な職員や森林技術者の人数は、近年は横ばい傾向であり、人材の確保・育成・定着が重要な課題となっています。今後も県内林業事業体の経営体質強化につながる研修会開催などの支援施策に、継続して取り組んでいきます。なお、2月22日から3月3日には、より多くの方に参加いただくべく、動画配信による研修会も実施しました。今後もWebを活用するなど、なるべく多くの方に研修に参加いただけるよう工夫していきます。(研修の様子)【森林整備課林業経営改革室担い手企画係】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3198)まで野鳥のヒナを拾わないで!春から初夏にかけては野鳥の子育てシーズンです。野鳥のヒナの多くは、羽が生えそろうとすぐに巣立ちの練習を始めます。ヒナは、うまく飛ぶことができるようになるまでは地面にいて、エサを取りに行った親を待ったり、羽ばたきの練習をしたりしながら、自然の中で生きていくための様々なことを学びます。親鳥は、姿が見当たらなくても、近くにいてヒナを見守っています。この時期のヒナを保護することは、親鳥にとっては「誘拐」になってしまいます。羽が生えそろっているヒナを見つけたときは、子育てを邪魔しないように静かにその場を立ち去りましょう。また、自然に生きる野生鳥獣を勝手に飼うことは法律で禁止されています。羽が生えそろっていないヒナを見つけたら?近くに巣がある場合は、使い捨て手袋を使うか、ハンカチやティッシュペーパーなどでそっと包み、巣に戻してあげてください。発見場所が歩道の真ん中などヒナにとって危険な場所の場合は、近くの木の枝の上にのせる、草むらの中に置くなどして移動させてください。鳥をさわった後は、石鹸を使って手洗いをしてください。【環境企画課生物多様性係】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-8231まで3MORINOTAYORI