ブックタイトル森林のたより 812号 2021年5月

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概要

森林のたより 812号 2021年5月

森林経営管理制度への取り組みについて森林経営管理制度(以下、本制度)に関する県内市町村の取組状況や、県の市町村支援について紹介します。昨年度に林野庁が実施した令和2年度末の見込調査によると、意向調査※1実施市町村は、森林のある34市町村のうち25市町村となり、令和元年度の6市町から大幅に増加しています。このうち、5市町が経営管理権集積計画※2を作成し、市町による森林整備面積は約100haとなっています。(令和元年度の森林整備面積は約25ha)このように本制度を活用した森林整備は着実に増加しつつありますが、県では、市町村による更なる取り組みを支援するため、令和3年度に以下の事業を実施します。?「市町村林務担当職員研修」:森林経営管理制度を推進するうえで必要となる、森林・林業行政に関する幅広い知識について、学んでいただく研修を拡充して実施します。?「森林経営管理制度における市町村事務マニュアル(改正版)」の配布:先進的に本制度に取り組んでいる市町村の事例や本制度に係る事務を外部委託するための仕様書等を追加した市町村事務マニュアルを配布します。?「市町村森林管理支援センター(仮称)」(以下、支援センター)の設置:民間団体に支援センターを設置し、市町村からの相談対応を行うとともに弁護士等の専門家による相談会の実施や、市町村が行う業務を受託して代行します。※1森林所有者に対して行う経営管理の意向に関する調査※2私有林の経営管理権を市町村に設定するための行政計画森林所有者、林業関係者の皆様には、本制度の趣旨等をご理解いただき、地域の森林整備に向けて、ご協力いただきますようお願いします。これまでは森林所有者自ら、又は民間事業者に委託し経営管理意向を確認意向調査※1新たな制度を追加森林経営管理制度の概要林業経営に適さない森林林業経営に適した森林市町村が自ら管理森林環境譲与税を活用森林所有者所有者が不明の場合にも特例を措置経営管理を委託(経営管理権集積計画※2の作成)市町村経営管理を再委託林業経営者●詳しい内容を知りたい方はTEL 058-272-1111内線(3027)林政課100年の森づくり推進室森林企画係まで野鳥のヒナを拾わないで!春から初夏にかけては野鳥の子育てシーズンです。勝手に野鳥を飼うことは法律で禁止されていますが、もし、人間が野鳥のヒナを拾って育てるとどうなるでしょうか。人間は、ヒナにエサの取り方や、天敵からの身の守り方などを教えることはできません。人間に育てられたヒナは自然の中で生きる方法を知らずに育つため、二度と自然に戻れない鳥になってしまいます。また、安易に野鳥を餌付けすると、人慣れして人間の食べ物を狙ったり、密集して感染症の拡大を招いたり、渡りの時期が狂ったり、数が増えすぎて生態系に影響を与えることもあります。安易な餌付けはしないでください。ツバメの巣が落ちてしまった!カップ麺の容器やザルに、ちぎった新聞紙などの代用巣材を敷いて、その中にヒナを入れ、元の巣の位置から近い場所にひもやガムテープで固定しておく方法があります。【環境企画課生物多様性係】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-8231まで3MORINOTAYORI