ブックタイトル森林のたより 814号 2021年7月

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概要

森林のたより 814号 2021年7月

国有林の現場から57「森の巨人たち」in東濃2「笠木」は恵那市の上村恵那国有林にあるヒノキで、森の巨人たち百選に選定されています。幹周りは七五四センチメートル、樹高が二六メートルあります。笠木の由来ですが戦国時代に恵那の笠置地方の監視ができたためといわれています。3「初代大檜」は中津川市の加子母裏木曽国有林にあり、江戸時代後期に大量伐採によって災害が続いたことから、天保九年(一八三八)に徳川幕府が裏木曽一の大木を神木としてきましたが、昭和九年の室戸台風により折損し、昭和二九年林野庁では次世代に残すべき国有林の代表的な巨樹・巨木を「森の巨人たち百選」として選定しているところです。今回は、東濃森林管理署管内の国有林に所在する巨樹・巨木を紹介します。1「神み坂さか大檜」は中津川市の湯舟沢国有林にあり、幹周りは七二二センチメートル、樹高が二五メートルあります。神坂大檜の周辺は木曽五木を中心とした樹齢二五〇年生以上の天然林が広がっています。一九九七年に発見され、森の巨人たち百選に選定されました。ル、樹高が二六メートルあり、現在は、森林学習の場として林業関係者の研修、学生を対象とした森林環境教育のフィールド、あわせて地元の方を講師としたガイドツアーも行われているところです。現地への入山にあたっては、登山と同様自己責任が原則となります。また、天候や登山情報等を確認し、十分な装備での入林をお願いします。なお、入林届等の諸手続が必要となる場合や車道、林道を通行し歩道等を歩くことが必要となりますので、これらの巨木の散策等をする場合は、事前に東濃森林管理署に確認をお願いします。アクセス公共交通機関の利用は出来ません。(東濃森林管理署)に学術参考のため伐採されました。この初代大檜は推定樹齢約九五〇年、切り株の平均胸高直径は二二〇センチメートルあったといわれています。なお、この初代大檜は年輪板が作られ、中津川市付知町の護山神社などに保存展示されています。4「二代目大檜」は初代大檜の伐採後、大檜たる威厳と風格を備えた名木は簡単には見つかりませんでしたが、昭和五六年に加子母裏木曽国有林で発見されました。胸高直径は一五四センチメート▲神坂大檜▲笠木▲初代大檜▲二代目大檜MORINOTAYORI 20