ブックタイトル森林のたより 817号 2021年10月

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概要

森林のたより 817号 2021年10月

通信<福祉・療育分野との連携>ぎふ木遊館は、ぎふ清流福祉エリアにあり、福祉・療育分野との連携も図っていくこととしています。7月末、岐阜県立希望が丘こども医療福祉センターに入所のお子さんと先生の39名に貸し切りでご利用いただきました。寝たきりの子や感情を言葉や表情で表現できない子など、様々な障がいのある子どもたちに安心して楽しんでもらうために、この日に向けて、先生方と何度も打ち合わせを行い、どうしたら安心して楽しんでもらえるかを考えてきました。当日は、看護師や医師も控え、万全の体制で臨みました。しかし、その心配は杞憂だったのかもしれません。同行された先生方は、いつも一緒に過ごす子どもたちがどのように楽しむかを知っています。「支援」という立場はありながらも、それ以上に「ともに楽しむ」という姿勢で子どもたちと過ごされました。滑り台に大喜びの先生たち。今までの団体利用の中でも、同伴する大人の方々の歓声が一番大きかったように思います。そこには、大人と子ども、障がいの有無という垣根は見えません。十分に動けない子どもたちには、自分たちがリフレッシュして楽しむ様を見せ、喜びを分かち合う姿がありました。我々スタッフにとっても大いに学びとなる経験になりました。今後は、当館のおもちゃセットを持って学校を訪問する機会を設けたいと考えています。木のおもちゃを使って子どもたちと先生とスタッフで一緒に作った木玉ころがし。最後に木琴が音を奏でます。<木製ジャングルジム「くむんだー」を寄贈いただきました!>みなさん、『くむんだー』をご存じでしょうか。伝統的な大工技術である貫(ぬき)工法によって、柱・貫・楔(くさび)だけで組み立てる木製ジャングルジムです。「近くの山の木を使い、人の技で組んで家をつくることの大切さ」を楽しみながら学ぶことができます。このたび、昔ながらの伝統的な木の家作りに関わる八百津町内の設計事務所、工務店、製材所からなるグループ『木の家ネット岐阜』から当館に『くむんだー』キット一式を寄贈いただきましたので、グループの会長である水野設計室の水野友洋さんにご来館いただき、感謝状の贈呈式を行いました。贈呈式後には、子どもたちと一緒にくむんだーを組み上げました。「柱はどう立てるのかな?」「貫はどこに差すのかな?」。自然と協力しながら作業する子どもたちの目は真剣です。楔を木づちでトントン打ち込むと、ぐらぐらだった構造がしっかり組み上がり、高さ約1.5mの木製ジャングルジムの出来上がり。足の裏でしっかりと貫を掴み、てっぺんに登って子どもたちは満足気でした。くむんだーは子どもたちが自分たちの手で組み立てる過程と解く過程を体験できる木育玩具です。今後も折を見て、キットを使ったワークショップを開催していきたいと思います。ぎふ木遊館のご利用予約は、6月からWEB予約システムになりました。ご利用の30日前から予約可能です。予約方法・注意事項等の詳細については、当館ホームページの「ご利用時のお願い」ページ(右の二次元コード)をご覧ください。※団体利用については、これまで同様、お電話でお受けしております。1 5 1 5 1 5電話:058-215-1515(ぎふ木遊館へ「行こー!行こー!行こー!」と憶えてください)二次元コードMORINOTAYORI 8