ブックタイトル森林のたより 818号 2021年11月

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概要

森林のたより 818号 2021年11月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0572―23―1111(内線291)東濃農林事務所まで本題に入る前に、森林3次元計測システム(地上レーザ計測器OWL)の無料ソフトを紹介します。計測はOWL本体を購入しないとできませんが、計測及び解析したデータを見るだけなら、無料ソフトで可能です。立木位置図、立木リスト、3次元のウォークスルー表示も無料ソフトで見ることができます。手順を紹介します。まず、アドイン研究所のサイトhttps://www.owl-sys.com/pamphletからOWLManagerViewer(旧D E M O版)の最新バージョンをダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルの中にサンプルデータが含まれていますので、OWLがどういうものか見ることができます。OWLで計測したデータを見る場合は、有料ソフトからデータを取り出し、無料ソフトで読み込みます。特にOWLをお持ちの事業体の方には無料ソフトをお試しいただき、OWLの活用に有料ソフトを買い足した方が良いのか、無料ソフトで済むのか、ご検討いただきたいと思います。本題はここからです。令和2年度に森林文化アカデミーで取り組んだ林業用無人化技術開発(造林・育林作業の機械化・無人化)の経緯や内容をまとめた動画を公開しました。動画は森林文化アカデミーの公式ユーチューブチャンネルに掲載しましたので、お時間のあるときにぜひご覧ください。■動画のアドレスhttps://youtu.be/ZozkXb2d_pcスマート林業通信17林業用無人化技術開発の動画を公開しました●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミースマート林業推進係まで(サンプル)動画はこちらからご覧いただけます。こうした取組の結果、新たに設定する区域は具体的に要望のあった瑞浪市大下地区や既存の林班計画周辺の10林班程度に抑える方針としました令。和2年度は、前述した区域を含み土岐市と瑞浪市北部で区域案を提案し、両市森林整備計画に反映することができました。今年度は、多治見市と瑞浪市中南部について検討を進め、さらに区域設定を促していく予定です。区域計画への移行令和3年7月には、今回の取組のきっかけとなった大下地区を包含する区域計画が認定され、早速、補助事業を活用して下刈が実施されることになりました。また、陶都森林組合では、さらなる事業の拡大に向け、5年毎の見直しの時期にある2団地について区域内の森林所有者へ積極的に働き掛けを行っているところであり、順次、区域計画への移行を準備しています。今後の課題今回の取組を通じて感じたのは、区域設定に関しては森林経営管理制度に基づく「森林所有者への意向調査」をきっかけに私有林の集約化(区域計画に追加)につなげることができることから、まずは始めることが重要であるということです。また、適時適切な間伐実施を担保するためには、認定後の実行監理が必要不可欠です。担当者の人事異動などの際には、その都度留意する必要があります。2021/9/10MORINOTAYORI19