ブックタイトル森林のたより 818号 2021年11月

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概要

森林のたより 818号 2021年11月

プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(愛称morinos)で実施しているプログラムについてご紹介します!今回は、「地に足をつけて歩こう~裸足で味わう森歩き~」です。裸足の専門家である中京大学の金子潤さんを講師にお招きしての裸足のプログラムです。このプログラムは、裸足で森を歩くことで、森をより身近に感じるとともに、足裏の状態をより自然に近づけて健康にもなっちゃおう、という欲張りなものです。最初は、裸足に近い感覚のシューズを履いてのスタート。裸足で森を歩くなんて、ちょっとハードルが高いのでは?と思いきや…。「何?この解放感!!」、「草のモフモフ感がたまらない!!」といった声が飛び交います。裸足で地面に触れることで、土の温度、草の柔らかさ、地面の湿り気をダイレクトに感じることができ、森を何倍も身近に感じることができます。なにより、足裏が痛くないように気を付けて歩くため、普段よりもよく森を観察することにつながります。▲柔らかい草の感触を楽しむ▲裸足の解放感を満喫約2時間、裸足で森歩きのあと、開始前に取った足型と足の指の位置を比較しました。参加者の方の中には、足の指がぐっと広がった方もいらっしゃいました。足の指が広がることで外反母趾などを防ぐことができるとともに、体のバランスも良くなるそうです。最後に金子さんから、感覚器官としての足裏の特徴、裸足の効能に関するレクチャーをいただきました。「人間は動物である」とは、知識としては分かっていたつもりでした。ところが、実際裸足で森を歩くことで、様々な感覚が開かれ、初対面が多い参加者同士が、自然と打ち解け合うのを目の当たりにして、改めて感覚器官としての足裏の重要性と、裸足の効能を実感しました。こうした動物的な感覚を開くきっかけを、裸足は持っているのだと改めて気づかされました。▲裸足の感触を楽しみながら歩く▲裸足の森歩き後、指一本分広がりました▲「人間は動物である」改めて実感ケガやマダニ等への対策、対応が必要になりますので、森の中での歩く場所や準備などには細心の注意が必要になりますが、裸足での森歩きは、森を楽しみ、森を身近に感じるための古くて新しい方法だと感じています。こうした体験はmorinosのHPで開催をお知らせしています。新型コロナウイルス感染防止対策の状況により実施しない場合もあります。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、YouTube動画をご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」9 MORINOTAYORI