ブックタイトル森林のたより 819号 2021年12月

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概要

森林のたより 819号 2021年12月

国有林の現場から62「森の巨人たち」in飛騨2「平湯の大ネズコ」は高山市奥飛騨温泉郷の平湯国有林にあり、幹周りは760センチメートル、樹高は23メートルあります。周辺は天然林でブナ、モミ、カンバなどが生育しており、巨樹の木肌は赤みがかかった茶色、所々に白い斑点が見られ、根元には大きなコブがあります。3「荘川のヒノキ」は高山市荘川町の軽岡国有林にあり、旧国道158号線新軽岡峠から国有林林道を約2km経た林道沿いにあります。幹周りは767センチメートル、樹高は24メートルあります。7月号で東濃森林管理署管内の巨樹・巨木を紹介しましたが、今回は、飛騨森林管理署管内の国有林に所在する巨樹・巨木を紹介します。1「宮の大イチイ」は高山市一之宮町の宮国有林にあり、幹周りは690センチメートル、樹高は25メートルあります。周辺はヒノキ、サワラ、ミズナラなどが生い茂る天然林の中に生育しており、2千年の刻の重みを感じさせる風格のある樹形で、堂々とした幹と様々な着生物を育む大らかさがあります。また、天候や道路情報等を確認し、十分な装備での入林をお願いします。なお、入林届等の諸手続が必要となる場合や車道、林道を通行し歩道等を歩くことが必要となりますので、散策等をする場合は、事前に飛騨森林管理署に確認をお願いします。(飛騨森林管理署)周辺はヒノキ、ネズコ、ミズナラなどの大径木が混生していて、巨樹の根が地表からむき出しとなり大きく根上がりしています。4「荘川のヒメコマツ」は高山市荘川町の軽岡国有林にあり、3のヒノキとは約40m離れたところにあります。幹周りは625センチメートル、樹高は20メートルあります。根元はササや低木で覆われています。これらの巨木は「森の巨人たち百選」に選定されています。現地への入山にあたっては、登山と同様自己責任が原則となります。▲宮の大イチイ▲平湯の大ネズコ▲荘川のヒノキ▲荘川のヒメコマツMORINOTAYORI 20