ブックタイトル森林のたより 819号 2021年12月

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概要

森林のたより 819号 2021年12月

プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(愛称morinos)で実施しているプログラムについてご紹介します!今回は、“野生のきのこ”に関するプログラムです。毎年、10月下旬から11月上旬にかけて、岐阜県百年公園(関市内)とぎふ清流里山公園(美濃加茂市内)にて実施しています。今回は、森林文化アカデミーと岐阜県博物館が連携して岐阜県百年公園で開催した「百年公園で秋を見つけよう」というプログラムについてご紹介します。この森の中で野生のきのこを探すプログラムは、とても人気が高く、今年もキャンセル待ちが出るほどでした。参加者も、お子さんから年配の方まで幅広い世代の方に参加していただきました。岐阜県博物館の土屋先生が“植物”、森林文化アカデミーの津田先生が“きのこ”の講師となり、森を散策しながら様々な“秋”を見つけていきます。今年は、9月に入ってから雨が少なく、林床が大変乾燥して、きのこの発生が例年に比べて少ない状況でした。それでも参加された方々は、どんなきのこが見つかるか、ワクワクしながら、目を皿のようにして木の根元や林床を探します。朽ち木に生えるコフキサルノコシカケやマツオウジ、林床に半円状に広がるドクベニタケなど、次々に発見していきます。そのたびに、講師がきのこの名前の同定、生育環境や特徴、毒をもっているなど解説していきます。参加者の皆さんも興味津々です。このほかにもクチベニタケ、オオワライタケ、チチタケ、ドクツルタケなど15種類のきのこを観察することができました。今回は、食べられないきのこが多数でしたが、きのこにはいろんな形があったり、きれいな色をしていたり、触ると胞子が飛び出てきたり、野生きのこの観察は楽しいですね。しかし、危険な毒きのこもたくさんあるので、くれぐれも注意して観察してください。▲クチベニタケをつついて胞子が出る様子を観察▲ベニタケの仲間を発見▲ベニタケの解説をする津田先生▲ドクツルタケの仲間を観察こうした体験はmorinosのHPで開催をお知らせしています。新型コロナウイルス感染防止対策の状況により実施しない場合もあります。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、YouTube動画をご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」9 MORINOTAYORI