ブックタイトル森林のたより 820号 2022年1月

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概要

森林のたより 820号 2022年1月

岐阜県立森林文化アカデミー創立二十周年及び森林総合教育センター(morinos)開所一周年記念式典開催出演でしたが、開学準備から開学当初の想いを、また、篠田氏からは、地元美濃市との連携などアカデミー運営の想いを、知事からは全国育樹祭を通じて、アカデミーの取組への感想をいただきました。次に、「これから二十年をどのように歩んでいくべきか」として、熊崎氏からは、社会情勢の変化に対応したアカデミーの進むべき方向として「木のルネッサンス」についての話がありました。また、篠田氏からは、子供と木のふれあいは大切であり、全国的にアカデミーのような学校が必要となる時代になってくると話していただきました。また、知事からは、大きな課題に対して岐阜県立森林文化アカデミー(以下、「アカデミー」)は「森林と人との共生」を基本理念とし、岐阜県の広大な森林と豊かな自然を実践の場として二十一世紀の循環型社会を創る人材を育成するため、平成十三年度に開学した専修学校です。開学以来、多くの皆さまに支えられながら、無事、本年度で二十周年を迎えることができました。関係者の皆さまに感謝申し上げます。さて、アカデミー創立二十周年を迎え、盛大に記念式典を開催したかったのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本学に様々なご支援をしていただいている方八十名ほどを招いて十月二十日(水)に記念式典を開催しました。記念トークセッションとして、歴代学長の熊崎実初代学長、篠田善彦2代学長、涌井学長(進行)、そして知事が出演し、「森林文化アカデミーのこれまでとこれからと」のお話をしていただきました。まず、「これまでのアカデミーの歩みを振り返って」として初代学長の熊崎氏は、残念ながらリモートでのまた、アカデミーでは、森林文化アカデミー創立二十周年記念事業として、卒業生や在校生にアンケートを実施、記念式典のほか、左記の事業を行っています。1卒業生の活躍:在校生が卒業生に取材し、卒業生の活躍をアカデミーのHPで紹介(YouTube)2教員への取材:在校生が教員に取材し、W eb配信3既存の森林文化の授業の枠を広げて連続講座を実施(卒業生のみ視聴可)4未来の森づくり:演習林を活用して授業で計画・実践に携わり、学生と共に森づくりを実施詳しいことは、アカデミーのHP(https://www.forest.ac.jp/)をご覧いただければ幸いです。アカデミーの今までの卒業生は、森と木のエンジニア科366名、森と木のクリエーター科298名の合計664名で、県内就職率は、58%となっており、県内ばかりでなく、全国各地で活躍しています。これからも、地域や社会のニーズに合った人材を育成し、社会に送り出していきたいと考えております。今後もご指導いただきますようお願いします。森林の現場での実践者を育てることを通じて発信することでアカデミーの存在意義が出てくるのではないかと話していただきました。最後に涌井学長が、今までの『エゴシステム』から『エコシステム』にするためには、濁点をどのように取ればいいか、バックキャスト(未来のある時点に目標を設定しておき、そこから振り返って現在すべきことを考える方法。)で考える必要があると結びました。なお、森林総合教育センター(morinos)の一周年記念式典も同時に行いました。清水建設株式会社様に「はだしの広場」を整備していただき、そのテープカットを、また、住友林業株式会社様から「ヴァルトカー」を贈呈していただき、そのお披露目も行いました。これらに関しては、“morinosプログラム紹介!!”で詳しく紹介しますので、そちらをご覧ください。MORINOTAYORI 4