ブックタイトル森林のたより 821号 2022年2月

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概要

森林のたより 821号 2022年2月

通信<大学との関わり>ぎふ木遊館は、乳幼児とその保護者の方が主な利用者ですが、学生や青年期の世代との関わりも創っていこうとしています。その1つの例として、県内で保育・幼児教育を学ぶ大学と連携した木育講座の開催や当館でのフロアスタッフ実習の機会を設けています。今年度は3大学と連携しています。12月には、東海学院大学短期大学部幼児教育学科の学生が当館での実習を2回に分けて行いました。まずは学生自らが木のおもちゃで遊びながら、「木のおもちゃを通じた親子のコミュニケーション」「あそびのレシピづくりに繋がる木のおもちゃ」について学びました。続いて、フロアスタッフとして、実際に遊びの見守りをしてもらいました。参加した学生からは「どう接したらいいのか頭で考えるよりも、まず自分も楽しむことの大切さを感じた」「木のおもちゃに決まった遊びがあるわけではなく、子どもたちの想像力が遊びを拡げることを実感した」などの感想をいただきました。今回の経験が、これから先の保育・幼児教育の現場でのぎふ木育の実践につながることを期待します。<高校との関わり>もう1つの例として、岐阜農林高校森林科学科との連携によるギャラリー企画展を紹介します。森林科学科3年生が課題研究として取り組んでいる里山の放置竹林の課題を一般の方に広く知ってもらう場として、12月13日~20日にギャラリー企画展「~タケであ・そ・ぼ!~」を開催しました。竹ぽっくり・竹パチンコ・竹ドラムなど竹を使った遊びを紹介し、子どもたちに竹の魅力を伝えようというものです。展示最終日には、来館する親子を対象に、生徒たちの企画による竹スタンプ遊びと竹とんぼづくりを実施しました。参加した親子は最初少し緊張しながらも、徐々に生徒にも慣れて笑顔が見られました。一方、生徒たちは「普段接することの少ない幼児を遊びに誘うのが難しかった」「一緒に遊んで笑顔になってくれたときは嬉しかった」という感想を言ってくれました。伝えることの難しさとともに、どのようにすれば伝えたいことの一端を伝えられるのか、そのヒントを感じ取ってもらえたなら幸いです。生徒のうち1名は、「ぎふ木育サポーター養成講座」を受講し、学業の合間に木育ひろばのスタッフとして活動してくれています。ぎふ木育に興味をもった学生が行動に移せる場や機会を今後も設けていきたいと思います。ぎふ木育サポーター養成講座参加者募集中木のおもちゃや遊びを通したコミュニケーションやホスピタリティを楽しく学び、「ぎふ木遊館」はじめ各地の木育拠点や木育イベントでボランティアスタッフとして活動したい方を対象にした講座を今年度は6回開催しています。森林・林業・木材産業に携わる皆様にとっても、目からウロコの学びがあるかもしれません。今年度は残り1回となりましたのでご興味ある方はお申込みください。日にち令和4年3月7日(月)受講時間10:00~16:00会場ぎふ木遊館木工室詳しくはぎふ木遊館ホームページの「お知らせ」欄をご覧ください→MORINOTAYORI 8