ブックタイトル森林のたより 822号 2022年3月

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概要

森林のたより 822号 2022年3月

令和3年に「ぎふ木育ひろば地域支援拠点」に認定されました。チャイルドランド(高山市つどいの広場)は、商業施設の子育て支援ひろばとして運営しており、ぎふの木のおもちゃを中心に色々なおもちゃが常備してあります。特に家具製造会社が作った杉ハウス&キッチンが子ども達の人気となっています。このチャイルドランドは、平成29年に「ぎふ木育ひろば」として認定されました。〈木育ワークショップ〉親子が木に親しみ、木に触れて楽しむ場を提供するために木育ワークショップを年6?7回開催しています。ワークショップの内容は、木育ディキャンプ、カッティングボードを作ろう、チョロチュウを作ろう、おししカスタネットを作ろう、子どもの手形時計を作ろうなどです。なお、高山市は広範囲のため、ワークショップの一部は、オンラインで開催し、事前に材料を郵送し、当日「作り方の手順」をライブ配信しています。このオンラインは、コロナ禍においても問題なく開催できる方法となりました。また、木育ディキャンプはコロナ禍で開催ができないため、来年度はコロナが収束したところで開催したいところです。内容は、森で木の伐採見学、丸太・枝切りの体験や製材所で伐採した木の製材見学などです。今後について新しくチャレンジしていきたいことは、高山市内の木材関係・家具製造会社と連携して、飛騨の木を活用した玩具・おもちゃの製品開発です。将来は、木育をベースにした保育園ができれば良いと考えており、木育を通して、森林の働き、森林の大切さを知り、飛騨の森を好きになって欲しいと願っています。お話を伺って子ども達に小さい頃から森や木に親しんでもらい、温もりあふれる木のおもちゃで遊ぶ事を通して、子ども達の五感を豊かに刺激し、森や自然に関心を持ってもらうことを考え活動してみえます。高山市外から嫁いでみえた女性ばかりなので、高山市の魅力を感じ、子育てママならではの木育活動に繋がっていると思います。高山市及び周辺地域の子育て支援を目的に「飛騨高山わらべうたの会」が木育活動を行っていることから、理事長の岩塚さんに話を伺いました。設立の経緯平成19年に声楽家の先生の童謡コンサートを開催するために子育て中のお母さんや主婦の方々10名で市民活動団体「わらべうたの会」を立ち上げました。その後、高山市生涯学習課から「ひだのわらべうたの講習会をしてもらえませんか」と依頼があり、地元の年配の方々から遊び方、歌い方を教わり、50曲ほどをまとめました。子ども達に木のおもちゃ(飛騨の玩具等)で遊ばせながら「ひだのわらべうた」の講習会を行うようになりました。この活動が木育へと繋がっていきました。平成27年に高山市子育て支援課から高山市つどいの広場(子どもの広場)を運営して欲しいと依頼があり、任意の団体からNPO法人として、平成27年5月27日に設立されました。現在の会員は22名です。現在の活動内容現在は主に、「飛騨・高山森のエコハウス」・「チャイルドランド」の運営と「木育ワークショップ」の2本柱で活動しています。〈飛騨・高山森のエコハウス及びチャイルドランド〉飛騨・高山森のエコハウスは、ひだ高山木の家ねっとの会員として、平成30年から施設を管理しながら主に0?3歳の子どもを対象に木に触れ、木の温もりを感じてもらえたらと、「国分寺のおおいちょう」のおもちゃや積み木、つみぼぼ(さるぼぼがモチーフ)などを置いて、「木のおもちゃ広場」として開放しています。この森のエコハウスは、令和2年に「ぎふ木育ひろば」、地域の人●詳しい内容を知りたい方はTEL0577ー33ー1111内線(491)飛騨農林事務所まで木育と自然を子育てに活かす【飛騨農林事務所吉田晃】NPO法人飛騨高山わらべうたの会岩塚久案子さん会員一同飛騨・高山森のエコハウス木のおもちゃ広場木育ワークショップボルダリングボード製作理事長いわつかくにこMORINOTAYORI 14