ブックタイトル森林のたより 823号 2022年4月

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概要

森林のたより 823号 2022年4月

木の香るぎふの施設109岐阜県森林組合連合会岐阜林産物共販所管理棟木造化関市倉知字物見山4660-1外施設の経緯岐阜林産物共販所は岐阜県森林組合連合会が運営する共販所(木材市場)の一つであり、昭和33年に開設、昭和61年に現在の関市倉知へ移転しました。管理棟には事務室や入札室がありますが、老朽化が進んだため、令和元年度にぎふ県産材の利用と新工法などにより建て替えを行いました。現事務所は岐阜木材ネットワークセンター、チップセンターを加え、木材流通の拠点として強化を図っています。施設全景外壁と軒天井にスギの小幅板を使用施設概要事業年度事業主体構造延床面積施設用途木材使用量使用樹種令和元年度岐阜県森林組合連合会木造平屋建て280.73m2岐阜林産物共販所、チップセンター、岐阜木材ネットワークセンター事務室115.45m3(うち県産材114.45m3)スギ、ヒノキ他全体事業費85,800千円助成額24,000千円(県産材需要拡大施設等整備事業)岐阜県木連木造平行弦トラス(ハリーさん)構成部材にヒノキ無垢一般製材品を使用設計者施工業者工期有限会社株式会社河合建築設計事務所新東建設令和元年9月~令和2年3月玄関ホール信州型接着重ね梁を現しで使用し無垢材の良さをアピールここに注目!!9 9%県産材を使用!今回の第3次ウッドショックでは、そのほとんどを外材に頼っていた横架材の調達が全国的に大きな課題となりました。長いスパンを必要とする執務室や入札室の横架材に新技術「岐阜県木連木造平行弦トラス(ハリーさん)」・「信州型接着重ね梁」を活用することで、外材や集成材に頼ることなく、一棟まるごと県産無垢材でまかなうことが可能となりました。利用者の様子執務室柱の無い広い空間床はクリ材無垢のフローリング木材市場の出荷者、買い方はもとより、各種研修会来場者等が木の良さを再認識し、柱の無い広い空間を快適に利用されています。■問い合わせ先岐阜県森林組合連合会岐阜林産物共販所TEL0575-24-6077MORINOTAYORI 14