ブックタイトル森林のたより 823号 2022年4月

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概要

森林のたより 823号 2022年4月

国有林の現場から66国有林で山登り3祀られており山名の由来といわれています。日本二百名山にも選定されている人気の山で、いくつかのスキー場を抱えた大きな山です。周辺は奥長良川県立自然公園で、頂上より北側は白山国立公園になっています。東海北陸自動車道、高鷲IC付近から立派な山容が確認できます。主な登山ルートは3つ。高鷲町の、ひるがの高原、ダイナランドスキー場と白鳥町石徹白の桧峠から。ひるがの高原ルートは、割となだらかな約4時間のコースで小学生も登っていました。ダイナランドスキー場ルートは尾根道を進み前大日を通って山頂まで約3時間と短時間で行けます。桧峠ルートは、ウィングヒルズ白鳥リゾート、水後山、鎌ヶ峰とアップダウンを繰り返して約4時間半のコースです。夏には高山植物も混じり、かわいらしい花たちが登山道を飾ってくれます。ブナなどの広葉樹も多く、紅葉目当ての登山者も多くいます。また、冬には高鷲スノーパークスキー場からゴンドラに乗って1550mま2月号・3月号で岐阜森林管理署管内の山を掲載していますが、今回は当署の白鳥森林事務所が管轄する郡上市内の登山ができる山を紹介します。?大日ヶ岳標高1709mの大日ヶ岳は、高山市と郡上市にまたがり長良川の源流にあります。奈良時代の養老元年(717年)、越前の修行僧、泰澄大師(たいちょうだいし)が開山したとされ、信仰の山として知られています。頂上には大日如来がほどで山頂に到着します。登山道口から50分ほど進み、標高1350mぐらいの所から奥が、カワズ洞国有林になりブナ林の尾根道が続きます。白尾山山頂は開けているため展望がよく大日ヶ岳や鷲ヶ岳も近くに見え、立派な石の方位盤が設置されていて、周囲の名だたる山々の名を確認することができます。こちらも、季節によりますが、登山道の脇には、サラサドウダン、ユキザサなどの花が目を楽しませてくれます。今回紹介した国有林の山は、本格的な登山装備が必要な場合があります。また、積雪が多くアクセス道が通行止めになることもありますので、ご注意ください。(岐阜森林管理署)で上がり、そこからスノーシューをつけて雪山登山をされる方もいます。山頂周囲は開けているため360度の展望ができ、白山主峰と別山が並ぶ姿、遠くに北アルプス、奥美濃の山々が一望できます。?白尾山郡上市白鳥町のカワズ洞国有林内にある白尾山は、標高1612mのマイナーな山ではありますが、登山道は整備されています。春先に雪が白い尾のように残って見えることから白尾山と名付けられたそうです。登山道口は東海北陸自動車道、白鳥ICから奥美濃こもれび街道(県道82号線)を北東方向に進み、牛道川の上流に入っていく林道(白尾~鷲見線)を、かなり奥まで進んだ砂利道の途中で、標高1250mぐらいの所にあります。車を数台駐車できる広場もあります。そこからは、ゆっくり歩いても2時間▲後方の雪山が大日ヶ岳▲大日ヶ岳山頂からの白山と別山▲白尾山(ドローン撮影)と登山道口MORINOTAYORI 18