ブックタイトル森林のたより　824号　2022年5月

概要

森林のたより　824号　2022年5月

野鳥のヒナを拾わないで！春から初夏にかけては野鳥の子育てシーズンです。野鳥のヒナの多くは、羽が生えそろうとすぐに巣立ちの練習を始めます。ヒナは、うまく飛ぶことができるようになるまでは地面にいて、エサを取りに行った親を待ったり、羽ばたきの練習をしたりしながら、自然の中で生きていくための様々なことを学びます。親鳥は、姿が見当たらなくても、近くにいてヒナを見守っています。この時期のヒナを保護することは、親鳥にとっては「誘拐」になってしまいます。羽が生えそろっているヒナを見つけたときは、子育てを邪魔しないように静かにその場を立ち去りましょう。また、自然に生きる野生鳥獣を勝手に飼うことは法律で禁止されています。羽が生えそろっていないヒナを見つけたら？近くに巣がある場合は、使い捨て手袋を使うか、ハンカチやティッシュペーパーなどでそっと包み、巣に戻してあげてください。発見場所が歩道の真ん中などヒナにとって危険な場所の場合は、近くの木の枝の上にのせる、草むらの中に置くなどして移動させてください。鳥をさわった後は、石鹸を使って手洗いをしてください。●詳しい内容を知りたい方はTEL 058-272-1111（代）環境生活政策課生物多様性係まで開催日森林・林業関係イベントカレンダー（5月）行事名等内容等（概要、定員、受講料、申込期限など）場所申込（問合せ）先／TEL林業者向け5月11日?チェーンソーを用いて●講習時間：学科・実技8:50~16:50ぎふ森林文化センター（岐阜市六条江東2-5-6）行う伐木等の業務従事●申込：開催日の10日前まで者安全衛生教育●受講料：12,430円（本代含む）（振込み）林材業労災防止協会岐阜県支部（３～５年従事者再教育）●定員：30名（定員になり次第締め切ります。）電話058-275-0192 FAX 058-201-11955月17日?5月18日?～5月20日?刈払機取扱作業者安全衛生教育伐木等の業務（チェーンソー）に係る特別教育●講習時間：学科8:55~15:20ＪＡひだ吉城営農センター（飛騨市古川町上野571-1）実技15:30~16:30●申込：開催日の10日前まで●受講料：11,550円（本代含む）（振込み）林材業労災防止協会岐阜県支部●定員：40名（定員になり次第締め切ります。）電話058-275-0192 FAX 058-201-1195●講習時間：18日学科8:50~17:1019日学・実8:50~12:0020日実技8:30~17:40●申込：開催日の10日前まで●受講料：23,870円（本代含む）（振込み）●定員：40名（定員になり次第締め切ります。）18日（学科）19日（学･実）ＪＡひだ吉城営農センター（飛騨市古川町上野571-1）20日（実技）県森連飛騨林産物共販所（高山市新宮町112-7）林材業労災防止協会岐阜県支部電話058-275-0192 FAX 058-201-1195●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●COLUMNコラム３月の日曜日午後、関市と各務原市にまたがる「ふどうの森」に行ってきました。昭和５０年代に岐阜県生活環境保全林として整備されたふどうの森は、126haの林内に花木が植栽され、探索路や休憩所が設置されており自然探究や健脚の場として利用されています。また、ふどうの森には美濃三不動の1つ迫間不動尊があり、平安時代から信仰の場であったといわれ、老若男女を問わず迫間不動明王から迫間不動尊への石段を登り参拝しています。今回は、駐車場から迫間不動明王を経て、迫間山に登り八方不動尊を参拝しました。その頂上からの眺めは、北は関市から美濃・飛騨の山並み、南は各務原市から名古屋方面を眺望することができ、心が洗われる景色が広がっています。家族連れなどたくさんの人が登っており、石段でない歩道を登っていると若い人に追い抜かれ、平地では地面で出ている木の根に足を取られながら、一人になるとマスクを外して自然を満喫しました。新型コロナウイルス感染症の感染対策をしながら、少しずつ元の生活に戻ることを願って日々過ごしています。「森林のたより」編集委員山下篤志●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●イベント情報市況情報6月1日発行連載●山の歳時記（2 0 2）●山のおじゃまむし（3 71）地域の人清流と森と親しむ●森林と人を活かす知恵（113）木と親しむ●岐阜県の公共木造建築（111）清流の国ぎふ森林・環境税森林・林業技術●研究・普及コーナーその他6月号予定21MORINOTAYORI