ブックタイトル森林のたより 825号 2022年6月

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概要

森林のたより 825号 2022年6月

普及コーナー育て!将来の森林技術者林業普及指導員瀧根隆司■飛騨農林事務所?チェンソー体験昨年度までは、演習林で実際に間伐などを体験していますが、今回は、飛騨高山森林組合で新人教育を担当している柴田敏幸さんを講師に1m程度の丸太を使って、チェンソー操作の基本を指導していただきました。水平に切る、貫通させる、受け口を作るなどを体験した生徒からは、「振動がすごい」「刃先が下がってしまい難しかった」などの感想がありました。?重機(グラップル)操作体験前年度の研修では、飛騨高山高校所有のウィンチ付き小型バック健康と安全を第一に飛騨地域の山は、早いところでは11月に降雪・積雪する年もあります。例年のように演習林で伐採・集材の研修をした場合、足を滑らす等による思わぬ事故や低温により体調不良の発生などが考えられたため、会場と研修内容の見直しを行いました。まず、研修生の三密を避けるため4つの班に分け「チェンソー体験」「重機(グラップル)操作体験」「VRチェンソー体験」「ハーベスタシミュレータ体験」とし、また会場を演習林から、飛騨高山森林組合の土場及び岐阜県森林組合連合会飛騨共販所に変更しました。研修当日令和3年11月18日木曜日、いろいろ心配しましたが、この日は、晴天・無風の好日となりました。検温・アルコール消毒・換気・マスク着用等の基本的な感染予防対策のもと研修会を開催しました。▲的確な指導飛騨高山森林組合柴田講師はじめに将来の森林づくりを担う「若い」人材を確保するため、林業に関する専門教育を行っている、飛騨高山高校環境科学科の2年生生徒を対象に、令和3年度の「林業就業体験研修」を開催しました。例年は、高山市清見町地内の飛騨高山高校の演習林において、チェンソーによる間伐体験、小型バックホウの操作、ウィンチを利用した集材体験を行っていますが、ここにも新型コロナウィルスの影響がやってまいりました…授業の進捗が遅れたり、各種行事ができなくなったり、延期になったりしていたため、当該研修の実施時期が一カ月遅い11月の開催となりました。また、授業でチェンソーの扱いの基礎を習ってから研修を迎えるのですが、今年度は、生徒が一度も授業でチェンソーを扱っていない状況で研修を行うこととなりました。MORINOTAYORI 14