ブックタイトル森林のたより 826号 2022年7月

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概要

森林のたより 826号 2022年7月

主伐・再造林の推進について~「脱炭素社会に貢献する森林づくり」~近年、地球温暖化が一因と思われる豪雨災害が増えており、今後も様々な影響が懸念されています。このような中、政府は令和2年度に「2 0 5 0年カーボンニュートラル」を表明しました。この実現のためには、森林が持つ二酸化炭素吸収機能が需要な役割を担っています。しかし現状では、森林の高齢級化に伴い、森林の持つ二酸化炭素吸収量は減少傾向にあるとされていることから、森林の若返りを図るための主伐・再造林が必要となっています。若い森林が少ない民有林人工林齢級別面積分布(「岐阜県森林・林業統計書」より)本年度から始まった第4期岐阜県森林づくり基本計画において、令和8年度における人工造林面積の目標を1000haに設定しています。関係者が一丸となって、目標達成に向け、主伐・再造林を積極的に進めることとしています。R4R5R6R7R8人工造林面積(h a)3004006008001000また、本年度から新たに下記の施策を開始し、主伐・再造林の取り組みを強化します。再造林地(植栽+獣害対策)●適正な伐採や植栽等を進めるため「主伐・再造林推進ガイドライン」を作成し普及●「主伐・再造林推進ガイドライン」に基づき実施する再造林等への支援強化・森林経営計画が認定された木材生産林については、森林整備事業における再造林や下刈り等保育の補助率85%に10%上乗せして95%を支援【再造林加速化促進事業】・森林経営計画が認定されていない環境保全林については、被災森林の伐採や早生樹等による植栽等を支援【脱炭素社会に貢献する森林づくり事業】早生樹(コウヨウザン)主伐・再造林を進めるためには、森林所有者・伐採事業者・造林事業者のみなさまの連携・協力が不可欠です。今後も、県では市町村と連携しながら、主伐・再造林への支援を強化していきますので、何卒よろしくお願いいたします。●詳しい内容を知りたい方はTEL 058-272-8490森林経営課までMORINOTAYORI 12