ブックタイトル森林のたより　827号　2022年8月

概要

森林のたより　827号　2022年8月

4「第４期岐阜県森林づくり基本計画」を策定しました●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●（全４回）今月号では、森林づくり基本計画の「森林の新たな価値の創造と山村地域の振興」について、ご紹介します。まず、１つ目の施策の柱とする「森林空間等を活用した森林サービス産業の育成による山村振興」では、森林サービス産業の振興を図り、山村地域における新たな雇用と収入機会の創出を目指します。主な取り組みとして、企業、団体、市町村等で構成する「（仮称）森林サービス産業推進協議会」を設立し、協議会において森林空間を活用した各種事業の展開や、専門家による勉強会やセミナーを開催するほか、二酸化炭素吸収源としての森林の活用を推進するため、県営林においてＪ－クレジットの認証取得を行います。また、木のおもちゃでの遊びや、木・森に親しむ体験等を多くの方に提供する魅力的で多様なプログラムを開発・実施し、「ぎふ木育」の全県展開を進めます。次に、２つ目の施策の柱とする「きのこなどの特用林産物の振興」では、特用林産物の生産技術の強化や生産資材の安定供給、担い手確保、品質向上、販路拡大などを支援し、山村地域の多様な収入源や雇用の維持を図ります。主な取り組みとして、きのこの生産者が必要な資材購入費用を助成するほか、安全・安心なきのこの生産と環境に配慮した栽培を目指すため、生産者による生産工程管理（ＧＡＰ）等の認証取得や、認証取得に必要な施設整備を支援します。また、販路拡大や取引先の開拓につながる生産者や流通事業者向けのビジネスマッチングを実施します。[主な目標指標]・「森林サービス産業を推進する協議会会員数１００者」・「ＧＡＰ等実践者数（きのこ）42経営体」など森林の新たな価値の創造と山村地域の振興施策の柱５森林空間等を活用した森林サービス産業の育成による山村振興主な取組内容小学生の森林体験（１）新たな雇用と収入を生み出す森林サービス産業の育成（2）ぎふ木育3 0年ビジョンの実現に向けた「ぎふ木育」の新たな展開○「森林サービス産業推進協議会」の設立○勉強会・セミナーの開催○ツアーガイド等の育成○魅力的なプログラムの開発○異業種交流会等の開催○拠点施設等の整備支援○ＰＲ活動の実施○ＣＯ?吸収源としての森林の活用推進○森林クレジットと森林信託の仕組みの検討○県営林のクレジット認証○ぎふ木遊館・morinosにおけるプログラムの開発・実施○移動型体験プログラムの実施○木のおもちゃ等導入支援○指導者の養成・スキルアップ・活用の推進○指導者と既存施設とのマッチングの推進○既存施設や団体との連携強化○「ぎふ木遊館」の地域拠点施設の整備菌床しいたけの栽培現場６きのこなどの特用林産物の振興○きのこ生産資材の安定供給支援○きのこ生産者の新規参入支援○生産現場のニーズを捉えた技術開発と普及○ぎふ清流ＧＡＰ実践支援○都市部や海外への販路拡大支援○生産者とバイヤーとのマッチング○高原山椒やコウゾなど特用樹等の生産技術の検証○木炭類の生産施設整備の支援【林政課村土秀巳】●詳しい内容を知りたい方はＴＥＬO58-272-8470林政課までみのかも健康の森にある「虹のトンネル」をご存じですか山林協会通信5「みのかも健康の森」は、平成7年度に、岐阜県で18番目の生活環境保全林として、美濃加茂市山之上地区に開園しました。128haの園内に、ローラー滑り台、バーベキュー広場、777階段の頂上展望台、パターゴルフ、アスレチックなどが整備され市民をはじめ多くの方々に利用されています。（詳細は岐阜県山林協会のホームページ→デジタルアーカイブ→森の楽園→森の楽園２２健康の森をご覧ください）この「みのかも健康の森」に「虹のトンネル」があります。左下の写真が、そのトンネルです。写真を撮った日は晴天で、時間は午後2時ごろです。表紙の写真とあわせてみてください。奥の出口からの光と、中のライトの光がミックスされて幻想的な光景で、まるで異次元へ繋がっているようでした。トンネル入口は写真のとおりです。「みのかも健康の森」に行かれた時は、探してみてください。【山林協会瀬上】5 MORINOTAYORI