ブックタイトル森林のたより 827号 2022年8月

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概要

森林のたより 827号 2022年8月

通信ぎふ木遊館では、ぎふ木育の普及推進活動に不可欠なサポートスタッフを養成するため、「ぎふ木育サポーター養成講座」を開催しています。今年度1回目の講座を、令和4年6月18日(土)にぎふ木遊館で開催しました。今回は、高校生から70代の方まで幅広い年齢層の方々12名に受講いただきました。本講座では、ぎふ木育に関する座学も行いながら、木のおもちゃや遊びを通したコミュニケーションやホスピタリティについて体験を通して学びます。ぎふ木遊館の木工室とギャラリーを使い、危険な箇所(ヒヤヒヤ)と楽しそうな箇所(ワクワク)を探す実習を行いました。ヒヤヒヤ箇所として、「廊下が滑る」「木工室のドアや窓はガラス面が大きく子どもがぶつかりそう」という意見がある一方で、「直線の長い廊下がワクワクする」「ガラスのおかげで木工室の中の様子がよく見えるので楽しそう」という意見もあり、ヒヤヒヤとワクワクは表裏一体であることを実感しました。ワクワクを損なうことなく危険を防止するには、ヒヤヒヤ箇所をスタッフが把握すること、そしてそれを保護者にも伝えて見守りの目を増やしていくことが重要であると学びました。遊びの体験では、ぎふの木のおもちゃで桝がモチーフの「つみマスくみマス」を使いました。まずは、四角に組み上げたものを「カメラ」に見立て、受講者同士でパシャリ。本物のカメラではないのに、つい笑顔やピースをしてしまいます。次は3つのグループに分かれ、どのグループが一番高く積み上げられるか競争しました。土台を作り安定させながら積み上げるグループ、1人1人が思い思いに積んで、どの積み方が良いか試しながら積み上げるグループ。それぞれに試行錯誤しながら積み上げていきます。高さが大人の背丈を越したあたりから、さらにヒートアップ。バランスを調整しながら慎重に積んでいきます。優勝したチームは、木工室の蛍光灯にも届きそうな高さまで積み上げました。シンプルなつみきでも様々な遊びができ、子どもだけでなく大人も楽しめることを体感しました。1日の講座を終えた受講者からは、「体験することの重要性が分かった」「木のおもちゃに関心はあったが、山のことなどはあまり知らないことに気付いた」「今回の講座を受け、森林や身の回りの見方が変わると思う」といった感想をいただきました。<今後のスケジュール>令和4年8月22日(月)会場:森のエコハウス(高山市)令和4年10月25日(火)会場:中津川市苗木公民館(中津川市)令和4年12月17日(土)会場:ぎふ木遊館(岐阜市学園町)令和5年2月25日(土)会場:ぎふ木遊館(岐阜市学園町)本講座を受講すると、ぎふ木遊館での木育活動や木育イベント等でボランティアスタッフとして活動していただくことができます。木のおもちゃや遊びに興味のある方、人と接することが好きな方はぜひお申込みください。詳しくはぎふ木遊館ホームページの「お知らせ」欄をご覧ください→MORINOTAYORI 8