ブックタイトル森林のたより 827号 2022年8月

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概要

森林のたより 827号 2022年8月

プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(愛称morinos)で実施しているプログラムについてご紹介します!<教育機関連携美濃市立牧谷小学校森林・林業体験>morinosでは、森に親しむ入口となる様々なプログラムを実施しています。今回ご紹介するのは、morinosと教育機関が連携して実施する小学校の森林・林業体験プログラムです。今回は社会科で「林業」を習う5年生のため、林業専攻分野の杉本准教授と森林文化アカデミーエンジニア科2年生の有志7人が、林業の説明や林業機械の説明、体験の指導をしてくれました。最初は「手鋸によるヒノキの丸太切り」を体験してもらいました。手鋸で64年生ヒノキ丸太を切るのにどれほど時間がかかるのか挑戦しました。丸太切りに熱中する子どもたちがいる中、少し時間を持て余していた5年生のうち数人がヒノキの樹皮を剥がし、その削内皮をなめて「甘ーい」と新たな発見をしていました。手鋸で切ること5分以上、みんな疲れてしまったので、次にチェンソーの出番となりました。最初にチェンソーで鋸断する前に、チェンソーパンツやチェンソーブーツ、ヘルメット、防面マスク、イヤーマフなどについて説明し、秒速20mで動くソーチェーンに対応した装備も説明してもらい、あっという間に鋸断。また、グラップルやプロセッサ、フォワーダなどの林業機械についても説明してもらいました。【丸太切りに挑戦】【ヒノキの皮甘いー】【林業機械と記念写真】その後、林業で使っていた昔の道具について、川尻さんから説明してもらうと、子どもたちは興味津々。「こんなに長いノコギリがあるの?」「チェンソーってそんな昔からあるの?」など、いろいろな感想が出ました。森の中では、スギの葉の新芽の味見をしてみたり、普段見ない大きな松ぼっくりを探してみたり、集材架線を見たり、湧き水に触れたり。morinosの柱を斧で伐採した三紐伐り現場株では、3年前の切り株ですがまだ周辺に散っている斧屑からヒノキの匂いがします。最後に、子どもたちがそれぞれの目的を持って自然体験する自由時間。morinosひろばのお山に向かう子、自由な木工をする子、ピアノを弾く子、室内の展示を見入る子など様々。短い時間でしたが自分の興味に忠実になれる時間を体験できました。【昔の道具に興味津々】【まだ匂いがする!!】【木工に夢中】今回の牧谷小学校5年生の皆さんには、五感をフルに使ってもらって、岐阜県立森林文化アカデミーならではの森林と林業について体験して頂きました。こうした教育機関との連携プログラムは教育委員会等を通してmorinosから照会をさせていただいています。多くの皆様と様々な体験ができることを楽しみにしています。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、動画YouTubeをご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」9 MORINOTAYORI