ブックタイトル森林のたより 830号 2022年11月

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概要

森林のたより 830号 2022年11月

シリーズ『森林・環境税』で“緑豊かな清流の国ぎふづくり”県では、「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用し、県民みんなで豊かな自然環境を守る様々な取組みを行っています。こうした取組みの内容について連載で紹介します。7脱炭素社会に貢献する森林づくり事業(森林吸収源対策事業)【背景】脱炭素社会の構築が急務の中、企業活動で排出される温室効果ガスの埋め合わせ(カーボン・オフセット)に、森林吸収クレジットの活用が全国的に注目されています。一方、林業は、間伐時の一時的な収入と主伐時の原木販売の収入に限定され、それまでの期間が非常に長期に及ぶことから、安定的な経営を実現するためには、新たな収益を生み出す必要があります。そこで、オフセット・クレジットや信託制度を活用した森林所有者への利益還元、森林整備の仕組みを検討します。【事業概要】●県林政部に『森林吸収源対策岐阜県モデル検討会』を設置し、モデル構築に向けた検討を行います。●検討会内に、2つの研究会(『オフセット・クレジット評価検証プロジェクト研究会』、『森林信託の仕組み検討プロジェクト研究会』)を設置し、調査・研究を進めます。●森林所有者、林業事業体、市町村等に対し、森林吸収源対策の普及啓発を行います。報告・調査森林吸収源対策岐阜県モデル検討会(座長:森林文化アカデミー学長)報告・調査オフセット・クレジット評価検証プロジェクト研究会森林信託の仕組み検討プロジェクト研究会目的目的森林のCO 2吸収等の研究と評価手法森林信託事業の検討クレジット創出者(森林所有者等)受託者(信託会社等)クレジット資金信託設定信託配当CO 2吸収量カーボン・オフセット(排出企業)委託者・受益者(森林所有者等)検討内容・Jークレジット制度の評価・検証・天然林のクレジット化の検討・民間ボランタリークレジットの調査・研究検討内容・森林信託の仕組み・事業規模・適正な利益の配分森林吸収源対策岐阜県モデル検討の概要【取組状況】(R4.10月末時点)●森林吸収源対策岐阜県モデル検討会:2回開催●オフセット・クレジット評価検証プロジェクト研究会:2回開催●森林信託の仕組み検討プロジェクト研究会:1回開催●J-クレジットの創出拡大に向けたセミナーの開催オフセット・クレジット評価検証プロジェクト研究会の開催●詳しい内容を知りたい方はTEL 058-272-1111内線(4121)森林活用推進課森林吸収源対策室まで11 MORINOTAYORI