ブックタイトル森林のたより 830号 2022年11月

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概要

森林のたより 830号 2022年11月

森の出番(morino de van)紹介!morinosでは住友林業株式会社との協働プロジェクト「morino de van(森の出番)」を実施しています。森林体験プログラムの教材をラッピングしたバンに載せて、各地の小中学校や保育園などに出向いてプログラムを届けています。今回は初めて飛騨地区の飛騨市立河合小学校(以下、河合小学校)を訪れました。河合小学校は全校児童32名と少人数です。教頭の中谷先生から「飛騨市河合町は森に囲まれた地域だが、暮らしの中で気づきにくい森の恵みを実感させたい」という想いを伺い、「火おこし」と「たたき染め」を体験してもらいました。最初は火おこしに挑戦です。1年生から6年生まで混合の6班に分かれて行いました。焚き付けはコウゾの皮をむいた後の芯を使いました。実は河合町は山中(さんちゅう)和紙の産地で、今回使った芯は山中和紙工房でもある、児童の家庭から寄贈していただいたものです。適当な長さにノコギリで切り、スタッフの説明を聴きながら焚火台の上にコウゾの芯をセットしました。森の出番(morino de van)その後、班で協力して火おこしに挑戦しました。真ん中の児童が火きり棒を支えて火きり板に押さえつけます。何度か試行錯誤の末、徐々に煙が出始めた班が…。そして30分ほど苦労の末、最初の班が火種から着火することができました。子どもたちの「やったー」という声が印象的でした。協力して火おこししますつぎは、たたき染めに挑戦です。校庭の周りを散策して、季節の草花を探しました。赤や青、赤紫とよく観ると色とりどりの植物が。それぞれ少しいただいて、木綿のハンカチの上に並べ、クリアフォルダで挟んでハンマーで軽く叩きます。すると、植物の色と形が木綿に写し出され、きれいなたたき染めが出来上がりました。なんとか着火しました季節の草花を並べますハンマーでたたきますたたき染めができましたあっという間の3時間でしたが、子どもたちの楽しそうで満足した表情に、こちらもホッとすると共に、また届けたいとエネルギーをもらった気がします。河合小学校の児童・先生の皆さん、ありがとうございました!morinosは、休館日以外、開館時間の10時から16時までの間、自由に利用いただけます。多くの皆様のお越しをお待ちしております。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、動画YouTubeをご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」9 MORINOTAYORI