ブックタイトル森林のたより 831号 2022年12月

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概要

森林のたより 831号 2022年12月

プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(morinos)で実施しているプログラムについてご紹介します!<森林文化アカデミー教員プログラム>morinosでは、森に親しむ入口となる様々なプログラムを開催しています。今回ご紹介するのは、多彩な専門を持つ森林文化アカデミーの教員をゲストに迎えて実施する教員プログラムです。今回は木造建築の構造を専門とする、小原勝彦教授をゲストに迎え、紙1枚からどれだけ強い柱を作れるかに挑戦するmorinosカップを開催しました。morinosカップ(強い柱選手権)のルールは以下のとおり。●材料はA4コピー用紙1枚のみを使用する。●紙の高さがA4用紙の短手方向の長さより低くなってはいけない。●セロテープは使えるが、紙の接着のみに使用できる。●1人で何回制作しても良い。最初は木片を1-2個しか載せられなかった柱でしたが、徐々に耐荷重が上がっていき、10個以上の木片にも耐える柱を作ることができるようになりました。これには参加者はもちろん、小原先生からも驚きの声が上がりました。小原教授の説明まずはこんな形の柱を全員が計測を終了した後、小原教授から今回やった体験の意味について話していただきました。実際の木造建築では、いろいろな制約(材料・予算・性能・法令等)がありますが、今回の「強い柱選手権」はまさにこの木造建築設計と建設を取り巻く実務の縮図とのこと。試行錯誤を繰り返した後だけに、大人も子どもも皆、納得した表情で小原教授の話を聞いていました。まずはやってみる。やりながら考える。こんな形でやってみたよ11個の木片が載せられました参加者からは「紙にあんなに重いものを支える力があって驚いた」「学校の授業では、時間の制限や材料の制限があり、何度もやらせてもらえることはないように思う」「1人で何度も挑戦したり、協力しあったり、とても貴重な時間」との声がありました。morinosが大切にしている体験からの気づきと学びが、木造建築の構造分野でも十分できたことを実感しました。子どもも大人も、頭と体をフルに使った楽しいmorinosカップでした。こうしたプログラムはmorinosのHPで開催をお知らせしています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、動画YouTubeをご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」11 MORINOTAYORI