ブックタイトル森林のたより 832号 2023年1月

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概要

森林のたより 832号 2023年1月

(図図1がび定で菌期、糸20度間の温(20度伸度で長下1、にに7日与移3、間え動培るし7、養影、し響14日たを35度間後調の)にべ高置ま温き35度した条件、再に一菌床シイタケ栽培シイタケ北研705号を寒天培地上高温が菌糸伸長に及ぼす影響影響を調査しました。がシイタケの菌糸の伸長や発生に対するブルも発生していることから、高温条件夏場の高温が原因と考えられる栽培トラ策が必要不可欠です。場の高い温度に注意が必要です。実際、夏の猛暑に対する影響の把握と適切な対べて温度が上がりやすいこともあり、夏とから、安定した栽培を行うためには、ます。また、ハウス栽培は露地栽培と比キノコ栽培は温度の影響を受けやすいこ御しないので、外気温の影響を強く受け2)。35度暑日が増えることが予測されています。行います。空調機器を使用して温度を制夏の暑さが厳しくなり、今後はさらに猛養からキノコの発生までを約1年かけて上の「猛暑日」が20日ありました。近年、などの施設内で栽培棚に菌床を並べて培和4年には、岐阜市で最高気温が35度以栽培(図1)の多くは、ビニールハウス地球全体の気温が上昇しています。令岐阜県内で行われている菌床シイタケはじめに菌床シイタケ栽培森林研究所●水谷和人及ぼす影響地球温暖化が菌床シイタケ栽培に菌糸伸長速度(mm/日)0.40.30.20.100.40.30.20.10●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所まで35度で3日0日35度で1日1日1-7 8-14 1-7 8 9-15 16-221-7 8-10 11-17 18-243日7日14日35度で7日35度で14日1-7 8-14 15-21 22-28培養期間(日)図2 35度の高温条件と菌糸伸長図2 35度の高温条件と菌糸伸長1-7 8-21 22-28 29-35図3 35度の高温条件とシイタケ菌床35度で1日35度で7日16度の温度下に移動しいるところです。期間(0、1、3、7、て14日間)、シイタケの発置いた後、要望も高いため、引き続き調査を進めてるために、北研705号を35度に一定要不可欠です。この課題は生産者からの同様にシイタケ菌床に与える影響を見で、ハウス内の温度を上げない対策が必える日が多い昨今は、細心の注意が必要高温が菌床に及ぼす影響響を与えるため、夏場の気温が35度を超イタケの菌糸伸長やキノコの発生に悪影ました。35度の温度下に短期間でも置くと、シ数が長いほど伸長が悪くなる傾向にありした。件前に比較すると非常に遅く、35度の日汚染され、キノコは全く発生しませんで始めました。しかし、伸長速度は高温条が、7日及び14日置くと、菌床が雑菌にませんが、20度に移動すると再度伸長し3日置いた菌床はキノコが発生しました温度下では菌糸はほとんど伸長し生を調査しました(図3)。35度に0~MORINOTAYORI 12