ブックタイトル森林のたより 833号 2023年2月

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概要

森林のたより 833号 2023年2月

●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー214ー7409岐阜農林事務所まで林業関係者から「ドローンの規制はどんどん変わるので、法令等の説明会を開催してほしい」と要望があったことから、11月25日に下呂総合庁舎でドローンの法令等に関する説明会を開催しました。講師は林野庁研究指導課の安藤暁子技術革新企画官。安藤企画官は林野庁におけるドローンの担当官で、前任の四国森林管理局時代にはドローンの講師や実証事業などを手掛けていた経験もあると聞き、講師をお願いしました。参加者は31人。ドローンに関わる規制、新制度(機体登録、機体認証、操縦ライセンス)をはじめ、四国森林管理局時代に自ら取り組まれたドローンの活用事例、研修などの説明をいただきました。また、今年度にドイツ林業を視察され、ドイツ林業の進んでいる点、日本との違い等をお話しいただきました。参加者からの質問も多く、安藤企画官は森林総合監理士としても引き続き新技術の普及に取り組みたいと話されました。林業のデジタル化・新技術の普及は、林業関係者が安全になった、便利になった、楽になったと感じてもらうことが大切です。今後もみなさまの意見を聞きながら研修等を企画していきます。スマート林業通信ドローンの法令等に関する説明会●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミースマート林業推進係まで32▲説明会の様子振り返り(意見交換)最後に、参加者と消防署の職員の方とで訓練内容について振り返り、今後に生かしていくためのグループディスカッションを行いました。参加者の方からは「事前に携帯電話がどこまで通じるのかを確認しておくことや、位置情報を正確に把握しておくことの重要性について認識することができた。」、「応急措置には清潔なタオル等が役に立つので携帯しておく必要がある。」など今後の業務においても実践していきたいという前向きな意見がありました。また、消防署の方からは「通報にあたっては冷静に対応することが大切。いざというときにパニックにならないように今日の訓練を活かしてほしい。」との講評をいただきました。今後も引き続きこうした訓練の実施を通じて、林業労働災害の発生防止の啓発や、万が一発生した場合にも被害を最小限にする対策等の普及に取り組んでいきます。訓練4切傷部の止血等の応急措置訓練その後、安全な場所に移動させた被災者に対し、救急車が到着するまでの間に実施する止血等の応急措置に関する訓練を行いました。チェーンソーなどによる切傷で出血した場合の止血の方法や、骨折した場合の応急措置、また被災者に意識・呼吸がない場合に行う胸骨圧迫の方法などについて学びました。座学ジオチャットについて今回の研修は携帯電話が通じる林内での実施でしたが、携帯電話の圏外でも位置情報付きSOS発信などが可能な、LPWA(Low Power Wide Area)通信機器のジオチャットについて、岐阜大学の森部准教授に講義をいただきました。身動きできない被災者の搬送訓練ジオチャット(LPWA機器)MORINOTAYORI17