ブックタイトル森林のたより 835号 2023年4月

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概要

森林のたより 835号 2023年4月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0576―52―3111下呂農林事務所まで森林3次元計測システムOWLの開発者である株式会社アドイン研究所から使用方法を再確認しました。みなさまもOWLの使い方を再確認してください。1GPSを受信できていますか?写真の液晶画面をご覧ください。スタンバイの左側に山印は表示されていますか?この山印がGPSを受信している表示です。山印が表示されていることを確認して計測を行ってください。2OWLマネージャー(アプリケーションソフト)を最新版に更新してください。OWLを購入したときに添付されていたログイン情報通知書に記載されたユーザ名とパスワードでOWLユーザサイトにログインして、最新版に更新してください。令和4年度中にバージョンアップされると聞いています。3アドイン研究所がOWL+AR(拡張現実)により、現地のリアルタイム映像に樹高等の情報を付加して表示するサービスを開発中です具。体的にはOWLで解析したデータをSDカードに保存して、現地でホロレンズ(スマートグラス)を介して森林(立木)とOWLデータを重ね合わせて見ることができる機能です。現段階ではOWLで解析したデータを現地で見るだけの機能しかありませんが、今後は現地で間伐木の変更などデータ入力ができる機能を追加したいという開発目標をお聞きしました。スマート林業通信OWLの使い方を再確認してください●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミースマート林業推進係まで34OWL+ARイメージ研修開催地の試験地でヒノキ人工林でのツリーシェルター設置の影響について調査が行われ、その結果を技術普及に反映させるべきではあるのですが、樹形異常が発生した事実があるため、下呂農林事務所では獣害対策の選定は、定期的見回り等のメンテナンスが必要で管理が大変ではありますが防護柵を管内の事業体や森林所有者には薦めていくことになりました。ただ、研修の時の意見交換でもあったように様々な獣害対策に一長一短があることから、管内の関係者と連携し獣害対策の情報収集を行い適切な対応をとれるようにしたいと考えています。岐阜県では第4期森林づくり基本計画で主伐・再造林について取り組むこととしています。収穫までの期間が長い林業では適地適木が低コスト再造林に有効ですので、多くの管内の森林技術者が適地適木の判断が行えるよう造林技術研修を行いたいと考えています。また、獣害対策も重要ですので造林技術と併せて研修を開催したいと考えています。〇森林土壌当日は雨のため、残念ながら土壌断面を調整することができず、土壌層位を観察することはできませんでした。森林土壌を学ぶには悪条件でしたが、現地で研究所茂木部長からA0層(落葉層)とA層(腐食を含む鉱質層)の違いについて説明を受け、植栽を行う時はA0層を十分に取り除き鉱質土壌に植える必要があることについて学びました。今後の対応管内はヒノキの産地であるため、再造林でもヒノキが植栽樹種として選択されることが想定されます。ヒノキの樹形異常A0層とA層の違いを学ぶ1515 MORINOTAYORI