ブックタイトル森林のたより 835号 2023年4月

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概要

森林のたより 835号 2023年4月

2月5日(日)に、名誉館長の竹下景子さんをお招きして、ウインターフェスタを開催しました。?メインの企画は、竹下名誉館長、吉成信夫さん(みんなの森ぎふメディアコスモス総合プロデューサー)のクロストーク。「宮沢賢治さんからのメッセージ~子ども・自然・木育~」をテーマにお話しが盛り上がりました。前半は、竹下名誉館長に4つの宮沢賢治作品を朗読していただきました。宮沢賢治さんの自然に触れる感性や独特な自然描写を紹介し、倉本聰さん、C・W・ニコルさん、谷川雁さんなど、お二人が慕う方々のエピソードも交え、私たちの自然との付き合い方、心豊かに暮らすための心持ちなどについて語っていただきました。後半は、「森はファンタジーや夢の生まれるところ」というテーマで吉成さんの岩手での実践を紹介していただきながら、子どもたちの感性・想像力を引き出す体験の魅力を語っていただきました。最後に、竹下名誉館長が宮沢賢治さんの詩「あすこの田はねえ」を朗読し、デジタル社会がどんどん進む中で、これからの子どもたちにも体感・体験を経た学びが必要だというメッセージをいただきました。クロストークの模様は、ぎふ木遊館YouTubeチャンネルで公開していますので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。ぎふ木遊館YouTubeチャンネル二次元コードトークの後には、竹下名誉館長と吉成信夫さんのお二人に『スプーンクラブ(本誌2022年6月号参照)』に参加してもらい、来館者と一緒に木のスプーンを作っていただきました。下記は参加者の感想です。『木がこんなにもやわらかく削れるという感覚が初めて。おもしろい』『ナイフはこわいというイメージだったが、安全に使えるものだとわかった』『最近忙しく過ごしていたので、ひたすら木を削り無心になってリフレッシュになった』2時間集中して削り、あっという間に時間が過ぎました。竹下名誉館長が一番熱中していたように思います。木育ひろばでは、さとやまさん(ひろばの見守りスタッフの愛称)による歌あそびが催され、ぎふ木遊館長のギター生演奏をバックに、みんなで一緒に手遊びを交えながら歌いました。季節は冬ですが、なんだかとってもあたたかな雰囲気に包まれた時間でした。木工室では、木育プログラム『ヒノキの豆雛づくり』。講師は、木遊館では糸鋸プログラムでおなじみの「くるまだち木工室」の草野さん。子どもたちの作業ペースにじっくりと寄り添います。たくさん並んだ東濃ヒノキの丸い板から自分の好きな物を選び、紙やすりでカクカクバリバリしているところをマルマルに削り、好きな色を塗ります。東濃ヒノキの肌触りや香りを感じながら、世界に1つだけの雛人形を作りました。毎年飾るのが楽しみになることでしょう。クロストークスプーンクラブさとやまさんの歌あそびヒノキの豆雛づくりMORINOTAYORI 8