ブックタイトル森林のたより 836号 2023年5月

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概要

森林のたより 836号 2023年5月

【優秀賞】令和4年度岐阜県治山林道技術成果発表会令和5年2月17日、関市わかくさ・プラザ多目的ホールにおいて、令和4年度岐阜県治山林道技術成果発表会を開催しました。本発表会は、3年ぶりに治山林道研究会員及び治山林道業務に携わる者が参集しての開催となり、参加者115名が、熱心に各発表及び話題提供者による講演を聴講しました。発表会は、令和2年度の動画配信によるリモート開催より、優秀発表を治山、林道それぞれの部門毎に、参加者の皆さんが投票して決める方式に変わり、また今回から質問時間を長くとり、より聴講者参加型の発表会になりました。発表は、治山部門が3題、林道部門が2題あり、内容は、現在、治山林道が抱える課題の解決や森林土木の技術向上に繋がるもので、投票用紙のアドバイスや感想欄には、それぞれの発表に対して、多くのコメントが記載されており、各発表への関心の高さが伺えました。治山発表課題【最優秀賞】課題発表者現場遠隔確認システムの活用について西濃農林事務所白川拓巳(研究グループ:西濃、揖斐、中濃、郡上、可茂)現場確認に伴う移動時間縮減や経験の浅い職員による現場指示の課題解決のため、現場遠隔確認システム活用の有効性を検討し報告した。【優秀賞】課題発表者治山施設の復旧工法課題発表者岐阜市鶯谷地区の災害対応について下呂農林事務所藤井雅之(研究グループ:東濃、恵那、下呂、飛騨)治山施設機能の長期保持を図るため、施設の損傷の中で大きな割合を占める「洗掘」に着目し、治山担当者間での知見共有を目的に過去事例を紹介した。岐阜農林事務所小山凌平森林保全課畑中慎(研究グループ:県庁、岐阜)令和4年8月の豪雨で発生した山腹崩壊の復旧において、応急対応や県の防災体制の構築、関係機関との調整事例を紹介した。林道発表課題【最優秀賞】課題発表者路体安定処理工に対する一考察下呂農林事務所榎田俊治林道開設工事における残土処分量を軽減するため、低品質の建設発生土を現場内流用対策として実施した路体安定処理工を紹介した。【優秀賞】課題発表者林業専用道の新規計画に向けた取組みについて郡上農林事務所脇谷すみれ大型製材工場の稼働による木材需要の高まりから林業専用道を主体とした事業採択に向けて、県と市及び林業事業体で構成する路網整備推進会議での取り組みを紹介した。発表の状況治山、林道発表者15MORINOTAYORI