ブックタイトル森林のたより 836号 2023年5月

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概要

森林のたより 836号 2023年5月

地域の人常に学びを続け、自分の世界を広げよう!鈴木康範さん鈴木さん(株)岐阜緑地●詳しい内容を知りたい方は森のジョブステーションぎふの「森のしごとストーリー」を併せてチェック!●本記事についてのお問い合わせは、TEL058―214―7409岐阜農林事務所林業課まですずきやすのり岐阜県伐木安全技術評価会2020中堅技術者の部:優勝岐阜県伐木安全技術評価会2022プロフェッショナルクラス:優勝JLCについては、やはりリベンジをしなければならないと思っていますので、そちらについては引き続き挑戦していくつもりです。その他、指導的な立場のお仕事もいただくようになって、これからの展望が見えてきたように思っています。若い森林技術者の方々にメッセージをお願いします!若い方々に伝えたいのは、林業の世界だけにとどまらず、常に学びを続け、自分の世界を広げよう、ということです。私にとって大きかったのは競技会への挑戦ですが、これからもまだまだ学び続けたい、挑戦し続けたいと思っています。山師としての技術や視野を広げるだけでなく、人生を豊かにすることにも繋がるので、皆さんにもぜひ自ら努力して学び、林業だけに限らず、新しいことに挑戦し続けて欲しい、そう思います。今回は、岐阜県伐木安全技術評価会で過去3大会のうち出場した2回とも優勝し、会社としても3連覇を達成されている、㈱岐阜緑地の鈴木康範さんに、競技会のこと、若い技術者の方々に伝えたいことなど、いろいろとお話を伺いました。競技会に興味を持ったきっかけは?初めて参加したのは、平成26年の秋に全国育樹祭の1年前イベントの一環として岐阜県庁前で開催された「育林技術競技会」です。こんな世界があるのかと興味を持つきっかけとなったイベントでした。その後、日本伐木チャンピオンシップ(以下「JLC」)の動画で興味は持っていましたが、なんとなく二の足を踏んでいました。そんな折、令和2年の秋に「岐阜県伐木安全技術評価会(以下「県評価会」)」が開催されることとなり、参加したところ、ありがたいことに優勝することができました。その後、JLCに参加されたのですね実は、県評価会に参加するにあたって、得点が千点を超えたら、次は全国へ挑戦してみよう、と心に決めており、幸い千点を超えることができたため、いよいよJLCに初参戦することになりました。実際に参加してみて、岐阜県では1位でもJLCでは上位にも食い込むことができず、改めて全国のレベルの高さを痛感させられました。競技会に参加されて得られたものは?何より、世界が広がった、ということがとても大きいです。県内各地の森林技術者の方々とも様々な繋がりを持つことができ、さらにJLCでは全国にも仲間ができました。また、最近は講師として声をかけてもらったり、アカデミーなどでいろいろな方々と一緒に練習したりと本当に世界が広がりました。参加を経て意識は変わりましたか?仕事への意識は間違いなく変わりました。以前は、言い方は悪いですが伐倒できればいい、というくらいの感覚だったのですが、競技会を経て、常に技術面の基準、正確さや効率、安全面を意識した仕事ができるようになりました。競技会など今後の活動予定は?県評価会については、今後は選手ではなく大会サポートにまわる考えで、審判にも挑戦していきたいと思っています。MORINOTAYORI17