ブックタイトル森林のたより 836号 2023年5月

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概要

森林のたより 836号 2023年5月

国有林の現場から79岐阜森林管理署でインターンシップを実施ンジカ被害の現状や対策について説明し、実際にくくり罠の設置の体験を行いました。また、8月に新築された森林技術・支援センターを訪問し、庁舎の内外装等に使用されている国内産の杉材を使ったCLT(直交集成板)やペレットボイラーなどを見学しました。【2日目(2月21日)】2日目は寒波の影響で積雪もあり、たいへん寒い日となりましたが、午中部森林管理局では、学生が実際の行政実務に接することにより、学生の学習意欲を喚起し、高い職業意識を育成するとともに、国有林野事業及び林野行政に対する理解を深めてもらうことを目的としてインターンシップを実施しています。インターンシップの受け入れは、中部森林管理局のほか地域の森林管理署でも実施しており、岐阜森林管理署においても、2名の実習生を受け入れ、2月20日~21日の2日間で実施しました。【1日目(2月20日)】署内で開講式、オリエンテーションを実施後、七宗国有林へ移動し、午前中は管理用務実習として、国有林野の貸付箇所を見学しながら貸付や返地の手続き、国有林野の巡視や境界の巡検などについて説明しました。午後は野生鳥獣被害対策実習として、囲い罠や箱罠、防護柵、幼齢木保護資材などを見学しながら、ニホ場環境のことから、山間地での普段の生活など様々な話題となり、実際に就職した後の具体的な内容を知ってもらう良い機会となりました。実習生からは、「森林管理署の仕事内容を現場で学ぶことができ非常に勉強になった」「自分の学んでいることをどのように活かせるのかを考える良い機会になった」「実際に職員の方々とお話する中で職場の雰囲気を感じることができた」といった感想と御礼の手紙をいただきました。インターンシップは、毎年、夏期(7月~9月頃)、春期(2月~4月頃)に実施しています。森林管理局の業務を体験できる貴重な機会ですので、興味をお持ちの学生の方は、ぜひご応募ください。(岐阜森林管理署)前中は下呂市小坂町の大洞国有林内の治山工事(山腹工・渓間工)の現場で治山事業実習を行い、工事概要や監督業務について説明した後、実際に現場の計測等を実施しました。帰りには、赤あか沼ん田た天てん保ぽ林りんを見学しました。この天保林は、江戸時代末期の天保14年頃にヒノキを主として植栽された林齢170年を超える人工林です。午後は下呂市馬瀬の川上国有林内の造林地で造林業務実習を行い、造林業務におけるニホンジカ対策や課題、監督業務の内容について説明しました。実習中にはシカの鳴き声も聞こえ良い体験をしていただけたのではないかと思います。最後は署内で6名の若手職員との意見交換会を開催しました。福利厚生、給与、異動などの労働条件や職くくり罠設置の体験治山工事現場の見学造林地の見学MORINOTAYORIMORINOTAYORI 2020