ブックタイトル森林のたより 836号 2023年5月

ページ
9/22

このページは 森林のたより 836号 2023年5月 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 836号 2023年5月

プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(morinos)で実施しているプログラムについてご紹介します!<アカデミー教員プログラム「大人の森遊びブッシュクラフト入門」を開催しました>morinosでは、森に親しむ入口となる様々なプログラムを開催しています。今回ご紹介するのは「大人の森遊びブッシュクラフト入門」です。近年キャンプに代表されるアウトドア活動が注目されており、その中でも「ブッシュクラフト」と呼ばれる、森などで自然を感じながらシンプルに楽しむ「生活の知恵」への関心も高まってきています。この講座では「大人の」と題して、森林文化アカデミーに隣接する演習林を舞台に、ブッシュクラフトの基本的な技術であるロープワーク、ナイフワーク、火の取り扱い方、アウトドアでの過ごし方などを実践から学びました。定員の4倍を超える応募がある中、岐阜県内在住の20代から60代まで幅広い9名に参加いただきました。まずはロープワークです。1人が講師から結び方を習い、それを別の2人に教えるという方法で5種類の結び方(ひと結び、ふた結び、巻き結び、本結び、自在結び)を学びました。聞いて、見て、やってみて覚えるのが一般的ですが、今回はさらに教えることで、自分が分かっていること、分かっていないことがはっきりして理解が深まりました。次にペグ(杭)づくりを通じてナイフワークを学びました。刃物の取り扱い方の良い例・悪い例を、実例を交えて解説してもらった後、実際に枝をノコギリで切り、ナイフで削ってペグを作りました。まずは何をするかみんなでシェアワクワクしかありません。えーっと、こうだっけ?いや、こうじゃない?と学び合いペグづくりを通じたナイフワーク昼食後は午前中に学んだロープワークとペグを使って、シートで簡易シェルターを建てました。最後は完成したシェルターの前で、森に落ちている細い枯れ枝を集めて薪として直径20センチ程度の大きさの浅い穴を掘ってのたき火。たき火の後、新津さんからアウトドアやサバイバル状況下で生命を確保・保持するのに必要な環境の優先順位を理解し、1日の体験を振り返りました。最小限の道具でタープが完成風や日射から身を守ります穴を掘ることで、熱を蓄え、風の影響を受けにくくします命を守るために大切な優先順位も学びます参加者からは「覚えたロープワークでシェルターを作ることが出来たのは、とても嬉しくて少し自信が付きました」「木の香りに包まれ、生き返りました」などの感想をいただきました。こうしたプログラムはmorinosのHPで開催をお知らせしています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。興味を持ってくださった方は、morinosのホームページ、動画YouTubeをご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開所時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」9 MORINOTAYORI