ブックタイトル森林のたより 838号 2023年7月
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森林のたより 838号 2023年7月
プログラム紹介!!岐阜県立森林文化アカデミー内にある森林総合教育センター(愛称morinos)で実施しているたき火プログラムについてご紹介します!<morinosたき火ものがたり~これまでのトライ&エラー~>プロローグ昔々のお話です。ある時、人類は火というものの存在を知りました。それからというもの、人類はたき火で食べ物の調理や灯り、体を温めるためなど、様々なことに利用してきました。こうしていつしかたき火は人々の生活に欠かせないものとなっていったのです。第1章なぜmorinosでたき火?時は変わり少し前のmorinos。morinosスタッフA:「森からの恵みのこと、その多様な使われ方を伝えたいな…そうだ!たき火はどうかな?」m orino sスタッフB:「日本では昔から、森の恵みでたき火をしていたからいいと思う。その中で、たき火をうまく行うには適切な管理が必要なこと、コミュニケーションの場になることも知ってもらいたいね。」スタッフA:「そうだね。安全に、それでいて他の人のことも考えられるモラルある人を育てるためにも、みんなでゆずりあって使ってもらうようにしよう。」そうして、morinosでたき火をプログラムとして実施するようになったのでした。第2章なぜティピーテントの中ではだめ?こうして始まったmorinosのたき火プログラムですが、ある時問題を見つけました。当初、ティピーの中でたき火プログラムを実施していたのですが、ティピーの中だとどうしても閉塞的になってしまい、意図せず、みんなの火を1グループが占有してしまうことがあったのです。スタッフA:「ティピーの中だと、先に人が居ると後から入りにくいし…大人が中に居ると、外で遊んでいる子どものことが見守れない。」スタッフB:「だからといって禁止してしまったら、morinosの想いは伝えられないよね…みんなで話し合おう。」第3章ティピーからひろばへ移動たき火プログラムをコミュニケーションの1つとしたいmorinosスタッフ達は、話し合いをおこないました。スタッフA:「ティピーの中だと、閉塞的になってしまって後から入りづらいね。」スタッフB:「そうだね。そうなると、たき火を占有してしまうことにもなって、コミュニケーションの場にできないね。」スタッフA:「そうだ!たき火をひろばに移動するのはどうかな?」スタッフB:「いいと思う。決まった入り口がないから入りやすいし、スタッフも見守りやすい。」スタッフA:「これでスタッフからたき火について伝えやすくもなったね。」こうして、今年度からたき火プログラムの実施場所をひろばへ移動したのでした。ティピーって何?平原に住む、ネイティブ・アメリカンの家のこと。テントに似ているけど中でたき火ができる。エピローグこれからもmorinosでは話し合いながら、想いをみなさんに届けられるよう、努力していきます。晴れているときは基本的にひろばで、雨のときは濡れてしまうため、ティピーの中でたき火プログラムをおこなっています。morinos HPでは、こうしたプログラムから日常風景まで、様々な活動報告を行っています。興味を持ってくださった方は、morinosのH P、動画YouTubeをご覧ください。ホームページhttps://morinos.net開館時間10:00~16:00YouTube検索「morinosチャンネル」定休日毎週火・水曜日morinosHPYouTube「morinosチャンネル」11 MORINOTAYORI