ブックタイトル森林のたより 838号 2023年7月
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森林のたより 838号 2023年7月
活かす知恵とを森林人126●詳しい内容を知りたい方はTEL(0575)35ー2525県立森林文化アカデミーまで森で楽しむナイフクラフト岐阜県立森林文化アカデミー木工専攻講師●前野健●詳しい内容を知りたい方はTEL(0575)35ー2525県立森林文化アカデミーまで期のお母さんが「自分のためだけに使える時間」はとても貴重です。それを森のナイフ教室のために割いて頂けたのは、嬉しい出来事でもあり、また、それだけの価値を感じて頂けたことに、この活動の意義というものを考える機会になりました。この夏、機会があればぜひナイフで木を削る体験をしてみて下さい。きっと素敵な発見があるはずです。コツはまずはあせらず少しずつ、樹皮を削るところからスタートすることです。知識や技術が不安で…という方は「おとなと子どもの里山ナイフ教室」にお気軽に遊びに来て下さい。他にも岐阜県内を探してみると、色々なところでナイフクラフトの体験ができる場が増えてきています。興味を惹かれたら、まずはお近くのワークショップに足を運んでみて下さい。(おとなと子どもの里山ナイフ教室の活動はmorinosのウェブサイトからご覧頂けます)季節はもう夏本番。そろそろ夏休みの予定も考え始める時期だと思いますが、そこでご提案です。この夏、森に行ってナイフで遊んでみませんか?私は令和4年の6月から、関市の岐阜県百年公園をフィールドに毎月1回「おとなと子どもの里山ナイフ教室」という講座を学生、卒業生達と一緒に行っています。この活動は子ども(年長児以上)から大人までを対象にナイフクラフトを体験してもらう初心者向けのナイフ教室です。これまで作ったアイテムはミニカー、フォーク、ジャムスプーン、フラワーポット、サンタクロース、動物のマスコットなどなど、毎回、参加者たちと一緒に森に入り、木を切り出すところからモノ作りを楽しんでいます。この里山整備(間伐)とナイフクラフトを組み合わせた活動は2年目を迎え、毎回20名前後の参加者が集まり、人と森をつなぐ場になってきました。最近では2回目、3回目のリピーターも増え、親子での参加や、おばあちゃんがお孫さんを連れてきたり、職場の仲間で一緒に参加されたり、ブッシュクラフトやグリーンウッドワークへの興味をきっかけに参加して頂く方もいらっしゃったり、色々な思いでこの場を楽しみに足を運んで下さいます。最近は子ども達に自分でナイフの使い方を教えたい!という熱い思いで参加して下さる方もいらっしゃるようになりました。「参加対象は年長児から」としているのですが、「4歳ですが(または3歳ですが)参加できますか?」という問い合わせもたびたびあります。そのような時は「刃物への恐怖心が強くなければ、やる気が続く限りやってみましょう」という風に様子を見ながら参加してもらっています。フタをあけてみると年少児であっても楽しさが勝れば最後まで作品を作り上げることはできるようです。さすがに「2歳ですけど…」という問い合わせの時はどうしようか考えましたが…他にはこんなこともありました。1回目の時は小さなお子さん連れで参加されたお母さんが、2回目の時はひとりで来られて「今日は自分が楽しみたいから、子どもは預けてきました!」と楽しそうにおっしゃるのです。お子さんが小さい時間伐した枝で作品づくりナイフクラフトで多世代交流1本の木から個性的な作品が生まれます。MORINOTAYORI 16