ブックタイトル森林のたより 839号 2023年8月
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森林のたより 839号 2023年8月
●詳しい内容を知りたい方はTEL0585ー23ー1111揖斐農林事務所林業課森林整備係まで●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミースマート林業推進係までスマート林業を推進していく中で、通信環境の整備はとても大きな課題となっています。森林文化アカデミーでは、これまでLPWA(Low Power WideArea)通信やデジタルトランシーバとsoko-co Forestによる通信など検証を行っているところですが、今回、スターリンクとデジタルトランシーバによる携帯圏外通信の実証試験を行いましたのでその内容をご報告します。スターリンクとは、アメリカの会社が運営する衛星を使ったインターネットサービスのことです。数千機の低空衛星を使うため、これまで通信圏外であった地域でも、空が開けていればインターネットが使えると期待されています。今回の実証では、携帯圏外の森林を想定した「移動局」から「スターリンク局」へは、デジタルトランシーバとsoko-co Forestを使った通信を行い、「スターリンク局」から事業体事務所を想定した「山小屋」へは、スターリンク衛星によるインターネット通信を行うことで三者間での情報通信を行うというものです。トランシーバでのデータ通信は森林内でも1km以上離れても安定した通信ができましたが、スターリンクについては、思っていたよりも通信環境が限られることが分かりました。枝葉の影響も受けることから、上空が広く開けている必要があり、現状では森林内での活用は限定的と感じました。ただ、現在も衛星の打上げが行われていることから、今後、通信環境が良くなる可能性はあります。森林内での携帯圏外通信は現在も様々な取組みが行われています。これからも森林文化アカデミーでは実証を行い、皆様にお知らせしていきたいと考えています。スマート林業通信スターリンクとデジタルトランシーバによる携帯圏外通信の実証37??? ??????? ?????????????????Wifi???????????????????????????????????????????soko-co Forestsoko-co Forestくわんたいは、広葉樹の植栽地でも使用され、概ね順調に育っているようでした。くわんたいの中に植栽木以外の植物が入り込んでおり、植栽木より大きくなっているものも見られましたが、植栽木が枯死するほど被圧されてはいませんでした。しかし、今後の競合で植栽木が負けないように入り込んだ植物の除去等の検討も必要と思われます。ど被圧されてはいませんでした。しかし、今後の競合で植栽木が負けないように入り込んだ植物の除去等の検討も必要と思われます。【くわんたいの上からカラスザンショウとコナラが出ている状況】・「チューベックス」の状況令和元年から三年度にかけて県有林で再造林を行った際には、スギが植栽され、そこではチューベックスが使用されました。チューベックスを施行した植栽木については、主軸がチューベックスから抜け出て、横に伸びた枝葉が食害にあっているものはありましたが、主軸が食害にあっているものはなかったため、枯死の心配はなさそうでした。しかし、植栽したすぐ横に切り株があったものについては、主軸が食害を受けていました。シカが切り株に前足を乗せることで容易に食べることができたようです。植栽の際には周りの状況にも注意が必要です。令和二年十二月の大雪の際の雪害状況とその対応については、本誌令和三年八月号で紹介したところですが、積雪により倒伏したものの修復には多大な労力を要しました。【植栽木に切り株が隣接している状況】〇今後について植栽樹種、植栽場所によってどの保護資材を使用するか十分検討することが必要であると思われます。鳥獣害防止施設の設置は多くの費用がかかります。せっかく設置した施設が十分に機能を発揮できるように維持管理等が重要であると感じられました。●詳しい内容を知りたい方はTEL0585231111揖斐農林事務所林業課森林整備係までくわんたいの上からカラスザンショウとコナラが出ている状況植栽木に切り株が隣接している状況を乗せることで容易に食べることができたようです。植栽の際には周りの状況にも注意が必要です。令和二年十二月の大雪の際の雪害状況とその対応については、本誌令和三年八月号で紹介したところですが、積雪により倒伏したものの修復には多大な労力を要しました。今後について植栽樹種、植栽場所によってどの保護資材を使用するか十分検討することが必要であると思われます。鳥獣害防止施設の設置は多くの費用がかかります。せっかく設置した施設が十分に機能を発揮できるように維持管理等が重要であると感じられました。・「チューベックス」の状況令和元年から三年度にかけて県有林で再造林を行った際には、スギが植栽され、そこではチューベックスが使用されました。チューベックスを施行した植栽木については、主軸がチューベックスから抜け出て、横に伸びた枝葉が食害にあっているものはありましたが、主軸が食害にあっているものはなかったため、枯死の心配はなさそうでした。しかし、植栽したすぐ横に切り株があったものについては、主軸が食害を受けていました。シカが切り株に前足1515 MORINOTAYORI